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5 :伝説の鬼女 ~修羅場・キチママ・生活まとめ~ 2004/09/22(水) 16:09:30 ID:Zlr5/+9I
結婚式を控えて、実家で過ごす最後の週末。
父が突然「自転車で川原に行くか」と言い出した。
小さい頃はよくそうやって出かけたけど、10年以上もそんな機会がなかった。
反抗期は逆らいまくってたし、大人になったら一緒にお出かけなんてしないし。
けれど父は思い出の川原に、私が小さかったときのように遊びに行きたかったんだろうな。
なんだか照れくさかったけれど、
天気もいいし、母も妹も「いいね!行こう行こう」と乗り気。
私もオヤツを用意したり自転車に空気入れたり、準備は万端整った。

そこへ両親の知り合いのオバサンがアポ無しで襲撃してきた。
「いま出かけるところなんだけど…」と母が困惑して帰そうとすると、
「アラ! 留守番してあげるから行ってらっしゃいよ」と上がり込んだ。
他人を家に残したままで出かけるわけには行かず、
だれか欠けても(つまりオバサン番に一人置いていっても)つまらないので、
そいつが引揚げるまで待った。
オバサンは「いいから遠慮しないで行ってらっしゃいよ~~」とかいいつつ
息子の自慢話をマシンガンのごとく母に浴びせている。

結局そいつは日が暮れるまで居座り
ぐったり疲れた母と、しょんぼりしている父に
「アラ! なんだか予定があったみたいなのに悪かったワネ!」と言い残して去った。

父がかわいそうだったな。
オヤジを鬱陶しがっている娘たちに、思い切って提案したんだろうに。
夕方、だまって自転車を片付けてた父のことを思い出すと切ないよ。




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