火. 11月 26th, 2024
888 :プリンはのみものです。
父方の祖父母は父が赤ん坊の頃に離婚。その後それぞれ再婚。
父は祖母側に引き取られたので、祖父とは祖父が病床に臥すまではほとんど会ったことはなかった。
その祖父が亡くなった時の話。
祖父は後妻さんとその連れ子達には内緒で「家と車、会社以外は全て父へ」という遺書を残した。
連れ子さんとは養子縁組をしていなかったらしく、実際の相続人は後妻さんと父だけ。
遺書の内容は妥当だったらしいんだけど、後妻さん達は我が家にやってきて父に相続放棄を嘆願。
父はその場で書類にサインをした。もともと貰えるなんて思ってなかったのと祖母への配慮から。
我が家としてもそれでめでたしめでたしだったんだけど、それを聞いて怒り狂った人がいた。
祖父の兄(以下春爺)だ。

父はなにかと苦労して家族を支えながら定時制高校を出て会社員になった人。
本人は若い頃の苦労なんてなんとも思って無いようだけど、祖父や春爺からすると不憫でたまらなかったらしい。
それなのに苦労せず、大学も出してもらって、祖父の会社まで継いでいる連れ子が遺産まで放棄するよう頼むなんてその神経がわからん、と。

以下怒り狂った春爺が連れ子達にやった事。
もともと祖父の会社は春爺と一緒にやっていたもの。
それぞれ別の事業を担当しているんだけど、大きな利益を生んでいるのは春爺のやっている事業。
これを完全に別会社にした。これまでの利益が10だとしたら9:1になる程度。三年で遺産分はペイする計算らしい。
ちなみに父はこの事は知らない。
なんで私が知っているかというと、就職でたまたま春爺の近くに住んでるから。
そんな春爺も最近はめっきり老け込んで寂しい。
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By okan777