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695 :プリンはのみものです。 2015/01/28(水) 09:50:13 ID:pm4Rz6Ro.net
大昔の事です。

友人と街中で遊んで、その帰りの夜の事。
友人はバス停の側の駐輪場に自転車を停めていて、本来ならそこでバイバイの筈でした。
しかし友人の自転車は盗まれていたのです。
そこから友人宅へはけっこうな距離があるし、
途中には街灯も人気もほとんどない、しかもけっこう長い一本道がある上、痴漢出没の噂もあった。
どうしようどうしようと困っているので、「じゃあ、例の一本道を抜けるまで送っていくよ」と
自分の自転車に2ケツして送っていきました。
一本道を抜けると街灯のある大きな通りに出ます。
そこからでも友人宅はかなり遠いけど、そこそこ平和な繁華街が続くので危ない事はない。
むしろ今から引き返して一本道を1人で戻る私の方がちょっと怖いくらい。
「じゃあまたね」
と別れようとした私に友人が言いました。
「ねぇ、その自転車貸してくれない? ここから歩きだと30分はかかってきついから」
真顔で言った。
そこから歩いて帰ると、私は1時間かかるんだが。
そもそも痴漢の出る一本道を1人で歩くのが怖いと言うから送ってやったのに、
私に痴漢の出る一本道を1人で歩いて帰らせようってか。
そう言うと、「えー…… でも痴漢なんて滅多に出ないから大丈夫だよぅ」と。
ビックリしました。
勿論お断りしましたが。
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By okan777