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363 :伝説の鬼女 ~修羅場・キチママ・生活まとめ~ 2014/11/03(月) 15:49:37 ID:BBRm3pVuS
職場の同僚の30代既婚女性.Aが、昨年末に1週間ほど入院していた。
そのとき俺たちはAの入院については「体調不良で」というふうにしか聞かされていなかったのだが、
最近になってAがその時のことを「もう今は笑い話だから」と言って話してくれた。
その話の内容が結構衝撃だった。

Aは「ノイローゼになって何も食べられなくなって、自宅で倒れてしまったから入院した」と話してくれた。
そのノイローゼの原因は同居の義父(Aの夫の父)ということだった。
「義父が寒いギャグばかり言って、それに対してただ笑うだけじゃダメだった。
義父はギャグに対してツッコミやボケをして欲しがって、
私がそのツッコミ方やボケ方を間違えると物凄い怒ったんですよ」というようなことをAは言った。

例えば義父が「布団が吹っ飛んだ」と言った時は「私は太ったー」と返さなければいけない、と。
更に「紙がない」と義父が言った際には「髪ならお義父さんの頭の上に」と返さなければいけない…等いろいろな決まりがあったようだ。
ちょっとでも義父の意にそぐわない返し方をすると、義父はとんでもなく怒鳴ったようだ。
夫や義母は、義父のギャグは完全に無視していて、
Aが義父に怒鳴られているときも夫や義母は「我関せず」といった感じだったらしい。

俺はAからその話を聞いたとき、言い方は悪いがその話自体が冗談に思えたくらいだった。
そのくらい信じられない話だったよ。
あまりにも酷い状況だし、その状況だったらノイローゼにもなってしまうだろうと思ったわ。

とにかくそんな状態で食事がのどを通らなくなったAは自宅で倒れて入院…ということに。
入院中は医者や看護師に話を聞いてもらい、薬などを処方されてなんとか持ち直したみたいだわ。
医者には「別居が一番だけれど、それが無理ならギャグとその指導は無視しなさい。
人の精神を不安定にさせるギャグは、ギャグであってギャグじゃない。
自分を守るためにスルーも大切」などと言われたようだ。

そして今もAは義父と同居しているわけだが、Aが義父のギャグを無視するようになってからは、
義父はほとんどギャグを言うことはなくなった…ということだった。
Aは「私が同居の最初の頃に、変に気を遣ってギャグに反応したのがいけなかったみたいです。
やっぱり同居するなら、出来るだけ最初から無理しすぎないようにしなきゃね」と言っていたわ。

人をノイローゼにさせるギャグにも驚いたが、
それをスルー出来るようになったAは凄いと思ったわ。
嫌味抜きで、尊敬に値するよ本当に。
『気を遣うことをやめる』って思いのほか難しいからさ。
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