水. 12月 4th, 2024
256: 242 2009/05/14(木) 11:29:25
 
新婚当時はピチピチwwwのギャルwwwだったのもあり私の全てを信用しなかったトメ。
訪問するたび服装(デニムにシャツとかそんなんでも)にダメ出ししたり、
夕飯作りのときは横に立たせて料理のあれこれや蘊蓄を垂れ流す。
夫はウトと将棋に夢中で知らん顔。

というかウト夫、親子揃って何も聞こえていない。

口ではべらべらしゃべるくせに、私には何もさせようとしないので、本当にトメの隣に
ただ立って聞いて返事をするだけ。
「はぁ」「あー」「なるほどなるほどー」と言うだけ。 
ギャルwwwなりに毎回耐えていたが実に苦痛だったので、
トメが偉そうに「料理のさしすせそ、ほら言ってみな」と言ったときに
「さとうっしょー、しおっしょー、んで酢?っしょ?あー、しょうゆでー、みそだっけか」と超ダルそうに。
「何それ!」と怒ったので「合ってんべ」と上下にゆさゆさ揺れてやった。 


「…!じゃコレできる!?やってみなさいよ!お刺身のツマ!できるのできないの!?w」
まるで逆ギレかのような勢いで大根半分でみぞおちツンツンしてきたのでぶんどってかつらむき。

シュルシュルシュルシュル… 
そりゃもう新聞の字が透けて読めるほど薄くて美しい、それでいて一度も途切れないかつらむきの完成。 
色々突っ込まれるのがイヤだったから言ってなかったけど実は調理師学校卒。 
まさにあちらが見えるほど薄く薄く、大根が鉛筆ほどの細さになっても最後まで。
そんな卒業試験を終えたばかりの私に

あろうことかかつらむきってプギャー 


ポッポーとなるトメに「いっすか」と言い放ち、手洗ってさっさと居間でくつろいでやった。 
その日の夕飯はトメの悔しさと負けず嫌いが相まっていつもよりすんごい豪華だった。おわり。
続きを読む