結構前の話だけど
学生時代から女4人で仲良くしてた(全員微喪女)。
就職してからもその仲は続いていたんだが、ある時Aの彼が既婚だった事が発覚。
A彼とは私もちょっと会った事あるけど、まだ20前半で恋愛にも疎い私達には
彼氏が既婚、自分が不倫してるなんて遠い世界の出来事で全く気付けなかった。
でも、グループの中では一番恋愛経験があるBは、注意しろと度々Aに言ってた。
Aは即別れて、「馬鹿だよねー」と笑いながら話してたけど必タヒで涙を堪えていた。
私とC(当時恋愛未経験)は、なんて言っていいか判らず、ただAの手を揉んでいた。
BはAを上手く慰めてくれていた。
けど、段々説教じみておかしくなっていって、
「だから言ったじゃない、人の言う事聞かないからこうなる!傷物にされて…」
「クリスマスだってさ、Aのデートの後きっと家族で楽しいパーティーしてたんだよ」
「彼の誕生日会えなかったんだよね、奥さんとラブラブデートしてたんだよ」
「子供かかわいくてかわいくて仕方が無いんだろうね、離婚なんて絶対にしないね」
「最初から捨てるつもりの恋愛ごっこはさぞ楽しかったろうね、酷い男だね」
「こうしてAが夜一人で泣いてる間も、奥さんを抱きしめてキスしてるんだよ、辛いね」
「これで判ったでしょ?」
「Aが頑張ってバイトしてプレゼントしたネクタイも、すぐに質屋に売ったんだろうね」
「Aはもっと怒って良いよ!だって彼はもうAの事なんかすぐに忘れるよ?酷くない?」
「Aのお父さんとお母さん可哀想、娘が愛人にされて…」
「A!ちゃんと反省してる?!二度とこんな事しちゃ駄目だよ!」
こんな感じで、説教と慰めと罵り?を巧妙に織り交ぜながら話し続けた
特に「何もかも嘘」「奥さんとラブラブ」「愛人扱い」は何度も言ってた。
途中で私とCが「もう帰ろう」って言って、解散になった。その後、
Aが私の家に一人で来て、その日は泊まっていった。ワンワン泣いてた。私も泣いた。 続きを読む