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337 :伝説の鬼女 ~修羅場・キチママ・生活まとめ~ 2016/12/20(火) 11:49:39 ID:aD5
幼馴染(俺もそいつも男ね)が関東へ進学し2年くらい経った頃
そいつの母親に「うちの子がどうも大学へ行ってないらしい。連絡してこなくなったし、
遊びに行くついでに様子を見てきてもらえないか」と頼まれた。
以前も幼馴染のアパートへ遊びに行ったことはあったし、暇なので快諾。
新幹線乗って幼馴染のアパートをピンポンした。
出てきたのは知らない中年男だった。
アパートの表札は幼馴染の名前なので部屋間違いではない。
「シュウ(仮名)くんいますか?」と聞くと中年男は「今いないよ」と言う。
しかし部屋の中から幼馴染の声がした。ような気がした。
俺はこの時幼馴染に名前を呼ばれたと思ったんだが、あとで聞いたところによると
本人曰く「ああ」とか「うう」みたいな音を発しただけだったらしい。
中年男が弱そうなガリチビだったせいもあって
俺は強気にいますよねー?とドアを無理やり開けた。
入ってすぐの流し台の横あたりに幼馴染が体育座りしていた。
痩せてるってほど痩せてなかったし、顔色が悪いってほどでもなかったのに
なぜか人相が変わったほどやつれて見えた。
何かおかしいと思ったので強引に入って、幼馴染に「この人誰?」と中年男のことを聞いた。
「友達」と言うがどう見ても俺達より15歳くらい上で友達になるような人じゃない。
とにかく幼馴染と二人で話したかったが中年男がどかないので
幼馴染を外へ出して、近くのアイスクリーム屋みたいな店で話した。
幼馴染はずっと「帰らないと帰らないと」と言っていた。
様子がおかしかったのでその場で幼馴染の親に連絡。
わけがわからないながらも、幼馴染の母親が「連れて帰ってきてくれ、旅費は今すぐ振り込む」
と言うから、振込が俺の口座に入金されるまで1時間くらい待って
切符買って二人で帰った。
幼馴染は途中から「帰らないと」と言わなくなってぼーっとしていた。
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