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774 :名無しさん@おーぷん 2016/07/29(金) 04:46:09 ID:???
小学校高学年の時、家族で居酒屋に徒歩で行った。
そこで当時低学年だった弟が、知らんおっさんに女の子に間違われた。
酔っ払った母はそれを笑って、弟がすっかりすねてしまった。
帰り道、弟がすねて父とくっついて帰路を急いだために、俺は母と一緒にゆっくり歩いて帰っていた。
そこで母が、「私そんなに酷いことした?」と聞いてきたので、すごく素直に「酷かったと思う。すごく酔っ払ってるんだなって思った」と答えると、母は「酷い。何でそんなこと言われなくちゃいけないの」と言って半泣きになって、俺をほっぽって走って家に帰ってしまった。
幸い家まで数十メートルの距離だったし、歩き慣れた道だから怖くもない。
ただ俺は母を泣かせた、大人になんて口きいたんだって罪悪感から泣きながら家に帰った。
そこでどうやら母は父にもいさめられたらしい。
帰ってすぐに部屋にこもった俺たちの所に来て母は「私は弟を女の子に間違えたおっさんを笑ったんだ!アンタもそう思うでしょ!?」って俺を怒鳴ったんだ。
俺は怖くて「はい、そうです」しか言えなくて、でもそしたら怒りの矛先は隣りにいた弟に向かった。
「アンタが自分が笑われたって勘違いしたから、私はお父さんにもお兄ちゃんにも怒られた!アンタ私のこと嫌いなんでしょ!?」って。
そこからは「もういい。アンタたちが私のこと嫌いなら私出て行くから」→俺たちは怖くて何も言えなくて黙る→「本当に出て行くからね!」と母が部屋を出ようとする→「待ってお母さん、どこにも行かないで、ごめんなさい」と俺と弟が泣き叫ぶの繰り返し。
今思い返すと、母が笑った理由が何にせよその結果弟がへこんだらフォローすべきだったし、その後に俺を置いてけぼりにしたり、俺たちを怒鳴ったりしたのは理不尽に思える。
そうやって消化しきれればいいのに、あの日、走って帰ってしまう母の背中がどうしても忘れられない。
「酷いことをしてしまった」という後悔や、大人が泣いてしまった衝撃や、自責の念がぶり返す。
でもどう考えても酔っ払いが理不尽に怒っただけの出来事。
だから、夜道を歩くときたまに思い出しては、そういった気持ちと理不尽さへの腹立たしさから胸糞悪くなっている。
そういう気持ちを吐き出したかった。それだけ。
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