水. 12月 4th, 2024


463 :拝啓、鬼女様 2016/06/23(木) 02:30:09 ID:jG9
我が家は代々女系で成り立ってるんだけど、不思議なことに生まれてくる女の子は皆、出産予定日から2週間遅れて生まれ、そして小顔、立派な前歯、身長が150そこそこで止まるという謎の法則がある
だから我が家はみんな女忄生が小さく、私の娘も148センチで止まってしまった

そんな娘が婿をもらって今同居をしている
身長が低い私たちにとって男手は貴重
だからよく婿くんにお願いをするんだけど「えー面倒くさい」「後からやりまーす」と投げやり
そんな時は説得するだけ疲れるから諦めるんだけど、娘がいると婿くんの返事を聞いて「あ!じゃあ私がやる!」と言い出す
私のお願いは蛍光灯変えて、とか、30キロのお米精米してきて、とか、二階から大きな衣装ケースおろして、とか148センチの娘には物理的に難しいことばかり
さっそく作業に取り掛かる娘を見て、婿くん急にビシッと立ち上がると
「危ないてしょ!娘ちゃんは小さいから大変でしょ!俺がやるから!娘ちゃんはやらなくていいの!のんびりしてたらいいの!ゲームでもしてたらいいの!」
と娘を制してそそくさと作業をやってしまう
娘がいないとどれだけ頼んでも漬物石のように動かない婿くんが娘のためには人が変わったようにシュビ!と動くのが面白い
最近娘は夜に外をぱーっと走るのが楽しいみたいで、車の通りがほとんど無くなる23時頃に犬を連れてぱーっと走ってくる
でも女の子1人ってのはやっぱり危ないので、普段ぐーたらして絶対運動なんかしない婿くんが一緒についていく
身長差が20センチもあるのに、一緒に出ていった娘はぱーっと走って帰ってくるのに対し、娘の帰宅後五分ほどしてヘロヘロになった婿くんが帰ってくる
「娘ちゃん、ぱーっととか言うけど、約1.5キロの道を走ってる。全然ぱーっと走れる距離じゃない」と泣いていた
それでもめげずに娘の後ろを追いかけ、置いていかれる日々を送っている
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