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628 :修羅場な話 2015/08/17(月) 09:42:26 ID:4JI
激務が続いてようやく一段落した金曜夜に体調を崩し、
土日と休んでも良くならなかったので月曜日にお休みもらって病院行った。
その日の夕方に私が風邪引いたって同僚から聞いた元彼が、
お見舞いがてら差入れを持ってくると言ってくれたので甘える事にした。
病院帰りに買っておいたけど、思った以上に消費が激しくて足りなくなりそうだったから、
ポカリやウィダーインゼリーをお願いした。
元彼が来てくれた時は心細くなってたから素直に嬉しかったし有り難いなあって思ったんだけど、
元彼はテーブルの上に置いてあった大量の薬を見て、
薬なんか飲んだら余計に治りが悪くなる!って言って怒り出した。
熱が出るのも咳も鼻水も体が悪い物を追い出そうとして正常に働いてるサイン、
それを薬なんかで無理矢理抑えたら返って体に悪いんだ!って。
私は熱が高すぎて辛い、
喉が痛いのに鼻づまりのせいで口呼吸しかできなくて余計に喉が乾燥して辛い、
肩こりみたいに首回りが痛くって眠れない、
とにかく寝て休みたいからその為にも症状を抑える薬が必要なんだって説明したけど、
とにかく飲むな!寝てりゃ治る!の一点張りで、だから寝れないんだよ!って言い争いになった。
元彼は薬の入った袋を頭の上で旗振るみたいにぶらぶらさせながら
「はっはは~い♪」とか言いながらふざけて帰って行った。
取り返そうとしたけどこっちはだるくて機敏には動けないし、
元彼が腕をぴんと伸ばして頭の上に上げちゃったら身長差があって届かないし、
パジャマ姿のままじゃ元彼を追いかけて行けないしでどうしようもなかった。
差入れ飲んで寝ようと思ったら、元彼の差入れの中身は唐揚げ弁当ととんかつだったよ。
とにかく寝よう、寝るのが一番だと思ってベッドに入ったけど、咽せるような咳が続いて寝付けない。
夜中の二時くらいまではゲホゲホゴホゴホやってたと思う。
その後楽になって、暗い部屋の中で、熱で朦朧としながらうとうとして、はっと目が覚めて、
またうとうとして・・・と繰り返してたような気がする。
途中で一度、なんだか妙に騒がしくって、人が怒鳴り合ってるような声が聞こえて、
喧嘩かなあ、ヤダなあ、長く続くようなら様子見て、警察呼んだ方がいいかなあ・・・とか考えた覚えがあるけど、
はっと気がついたら部屋の中が眩しいほど明るくて、、車で一時間半の所に住んでる母がベッドの側にいた。
後で聞いた話だと、火曜日になっても私が出勤してこない、経過報告の連絡もない、携帯電話に連絡しても出ない。
水曜日になっても同じで、その内「電源が入っておりません」ってメッセージが流れるようになった。
(充電切れてた)
これは絶対におかしいって言うので同僚数名が私に部屋まで来てくれて、鍵がかかってないのに気づいて中に入り、
(元彼が出て行った後、閉め忘れたみたい)私がベッドでぐったりしてるのを見つけて救急車呼んでくれたそう。
元彼とは別れる事にしたんだけど、別れ話が大変だった。
「薬取り上げたのはやり過ぎだったかもしれないけど、そんなに具合悪いとは思わなかった」
「熱が高くてしんどいんだって言ったよね?」
「ぱっと見元気そうだったし、そんなに具合悪いとは思わなかった」
「咳してたし声も掠れてたし熱のせいで顔も赤かったし、いつもと違うのは分かったよね?」
「ぜんぜん気づかなかった。いつも通りだと思った。そんなに具合悪いとは思わなかった」
「とにかくもう無理なの、別れよう」
「嫌だ、好きだ、ちゃんと言ってくれればこれからはもう二度とあんな事はしない」
「だから言ったよね?熱がある、喉痛い、薬がないと困るって」
「そんな言い方じゃ分からない、ちゃんと言ってくれないと具合悪いとは分からない」
延々とこんなやり取りが続いたよ。
元彼がちゃんと謝ってくれればもしかしたら続いたかもしれないけど、
思わなかった分からなかったばかりでうんざりして心の底から冷め切れた。
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