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868 :修羅場な話 2011/06/06(月) 12:10:44 ID:BG75oVfJ0
小学校低学年の時の話。
幼馴染のAちゃんとよく遊んでいた。

ある日いつものように近くの神社で遊んでいると、Aちゃんが突然、
<内緒なんだけど、○ちゃん(私)だけにいうね。
うち、引っ越すことになったから学校ももう行けないし、○ちゃんとも
遊べないんだって。××市のオジサンが持ってる家に暮らすの。
オジサンお金持ちだから綺麗なお家がいっぱいあってね。
お姫様ドレスもいっぱいあるから毎日違うのを着れるの。
ケーキもお菓子も好きなだけ食べていいんだよ。
でも○ちゃんは行けないんだって。おとうさんが誰にも言っちゃダメって
言ってたから、絶対言わないでね>と、だいたいこんな感じのことを言った。

Aちゃんと離れてしまう寂しさよりも、私は嫉妬でいっぱいだったと思う。
ドレスとかケーキとか、綺麗なおうちとか。うちは貧乏ではなかったけど
そんなお姫さまな生活はおとぎ話の世界だったから。
のけ者にされたのも悔しかった。

次の日からAちゃんは居なくなってて、
でもクラスの子も誰も引っ越したとか知らなかったようで
学校でも近所でも、なぜ居なくなったのかしばらくは騒いでいたように思う。

私はなんか怖くて誰にもAちゃんの言ってたことを言えずにいた。

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