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693 :ちわわ 2015/05/22(金) 19:12:25 ID:k4R
20代前半に起きた修羅場
少し長いです

当時、自分(女)は一人暮らしでぶらぶらフリーターをしてバイトもコロコロ変えていた
部屋の更新で引っ越す事にしたものの、定職についてないフリーターというのがひっかかって中々良い部屋が見つからず苦戦していたら
場所や家賃はいい場所だが大家さんの敷地内に立っていて大家さんが口うるさいおばちゃんで入居者があまり居ないという部屋を紹介してもらった
自分の田舎は田舎特有の干渉も激しく陰湿なところだったのでそれには慣れていたし
大家のおばちゃんが「フリーターでも水商売じゃなくて家賃を納めてくれたらいいよ」と言ってくれたのでそこに住む事にした
口うるさいと言ってもゴミチェックとかうるさいと怒られるとかたまに立ち話に付き合うぐらいで
引越しの際の挨拶や実家からの仕送りのおすそ分けや旅行のお土産など渡していて、おばちゃんも色々くれたり関係は良好だった

引越した部屋の近くに当時仲の良かった友人(この子も女)Mが住んでいて
お互いお酒が好きで近所だったので二人でよく飲みに行き、近所にボロくて年輩のお客さんばかりだけど安くて美味しい居酒屋を見つけ通うようになった
はじめは若い女がなんでこんな店に??と周りは訝しんだらしいけれど徐々に馴染み知り合いも増え
その中でも常連のAさんという80歳過ぎのおじいちゃんと仲良くなった

『連れ合いにも先立たれ一人でつまらないから』と毎晩飲みに来ていて
ちょくちょく話すようになった
自分はおじいちゃん子だったので、Aさんと飲むのは楽しかったし、Mもよく奢ってくれるAさんをありがたがってしょっちゅう一緒に飲むようになった

ある時Aさんの誕生日が近い事を知って
よく奢ってもらってるお礼に、と違う少し高い居酒屋に誘って誕生日会を開いたらAさんは本当に喜んでくれて
後日いつもの店で会った時に
『こないだのお礼に好きなのをあげるね、若い子はこういうの好きだろう?』と汚い巾着から指輪をざらざら出した
縁日のテキ屋にあるようなおもちゃのような指輪で、結構汚れていたけど『孫におもちゃをくれる感覚かな?』と思い友人といくつか貰って帰った

次からその居酒屋に行くとみんなよそよそしい、というよりトゲトゲしていた
帰り道にMと二人で何かしたっけ?と話しながら帰った
その数日後、部屋に居ると扉をガンガン叩かれて『出てこい売㊛!部屋から出てこい!』と叫ばれた
大家さんだった
とりあえず出て話を聞こうとするも興奮状態
『売㊛!』『恥知らずめ!』『部屋から出て行け!』『汚い女だ!』
と大声で罵られ『さっさと荷物まとめなさいよ!』とその日は帰ったけれど
翌日からも同じように家に来て叫ばれてどうしていいかわからなくて修羅場だった
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