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142 :ロミオ伝説|にちゃんまとめ 2014/02/15(土) 14:33:51 .net
暇なので書き逃げ

初めてあったのは中一。クラスが一緒だった。
一目見てああ自分はこういうひとが好きなのかと初めて気づいた。
シルクのように肌理の細かい白い肌。桜色の唇。うるんだ瞳。
強い生命力を感じさせる。彼女が笑うとそこだけぱっと明るくなる感じ。
足が速く弓道初段。勉強は自分と同じくらい。
狸顔で菊池桃子と薬師丸ひろ子に似てる。
自分から目立とうとしたり自分が男子の注目を浴びてることを意識する素振りは見せなかった。
学級委員にも選ばれた。
小学校で一度もチョコをもらったことのない自分には高根の花だった。

彼女はもちろんもてた。中学2年の中ごろから学年で成績が一番の出来すぎくんと付き合っていた。
高校は別だったけど、中学の同級生が多く進学してる学校だったので、噂はいろいろ聞いた。
女の子に人気のある好男子と付き合ってるとか野球で有名な学校の野球部のエースと
付き合ってるとか。彼女は自分とはまったく逆の学生生活を送っているようだった。
しかし大学に入っても彼女の面影を忘れることはなかった。

つづく
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