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215 :修羅場な話 2015/10/18(日) 00:49:46 ID:???
過労で電車に飛び込もうとした時の体験。

当時の私は20代半ば。連日15時間労働、休日出勤当たり前の超ブラックな職場で働いてた。パワ八ラのおまけつき。
妙齢の女が独り暮らしで、しかも職場が過酷なものだから親の心配は半端じゃなく、盆休みにほとんど無理矢理実家に連れ戻された。

しかし社畜だった私は2日休んだだけで職場のある町に戻ると決め、親の目を盗んで駅に行った。
町へ行く電車を待っていると、特急通過のお知らせが聞こえてきて、ふと飛び込めばもう働かなくて済むじゃんと思いついた。

憑かれていたというか、それが最良策だと思った。
たぶん楽に逝けるし、親に心配かけることもなくなるし、労災とか認められれば鉄道会社への迷惑料もブラックに請求できるかも、と。

いま思えば正気の沙汰じゃないが当時はもう、そうしようそれがいい!それしかない!!と勇んで一歩前へ。
ファーンていう特急の警笛?が聞こえて、さあ行くぞって走り出そうとした時、向かいのホームに犬が見えた。

それ、学生風の若い男の子が、脇に置いてたキャリーケースなんだよね。
目ではそう見えるんだけど、どうしてか頭では犬だって認識するの。
なにこれ、幻覚?て目を凝らすほどハッキリ犬の姿になる。
その顔に覚えがあったんだけど、10年前に天国へいった初代ワンコだと気づいて驚いた。

ペー太(仮)!!あんたペー太なの!?って叫んだか叫ばないか記憶にないけど、とりあえずワンコがこっち見ながら尻尾ふって、目の前をガーッと特急が過ぎてった。
ホームぎりぎりにいたので風圧で尻餅ついて、駅員さんにめちゃ怒られて。
あとは簡単に書くけど町には戻らず実家に帰って親と相談して会社やめた。

それからしばらく休養したあと給料半分くらいの仕事に再就職してのんびりやりながら今に至る。
昼間、2代目ワンコと戯れてたらふと思い出したので誰かに聞いてほしくて書いた。
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