日. 11月 24th, 2024
266:・・・03/09/14 06:09 ID:Wku2l9D/
コロされかかってから数年後、私は川崎にある某自動車工場で
期間工として働いていました。(本職は別、諸事情で色々やってます)
ここは、本社の方針で南米の日系人を積極的に採用していて
(私と同じ期間工として)色々やらかしてくれるのは専ら彼らで、
(私は後に彼等のお陰で内定していた社員採用を取り消され会社を
辞める事になりましたが板違いなので省略)
「在」位はいたかもしれませんがこれといった問題もなく、
「かの国」の人とは全く無縁の世界でした。

「かの国」の●宇自動車(当時)から30人程度の人が2ヶ月間研修で来る。

と、ある朝の朝礼で言われた時も「へぇ」位にしか思いませんでした。
当時、その会社はドイツの某自動車会社との提携話(事実上吸収)で
持ちきりで、そのうち上司として生マイスターに会えるんじゃないか、という
妙な噂もあり、実際あの有名なエンブレムの付いた「国産」のドイツ車が
検査待ちで置いてあったりすると何か自分がグローバル化したような錯覚を
起こし、無邪気にも「日本の国際化」について熱く語ったものでした。
そんな中、かの国の人が来ると言われても、
「ボディはともかく、エンジンは全て日本のOEM(当時)でしか車を作れない
連中がたった2ヶ月来たところで何の役に立つんだ?」
というのが正直な感想でした。まあ、実際はそのころ出来た「ISO9000」の
検定絡みで技術云々よりもQC(品質管理)を見に来ていたようでしたが。

「こっちには来ないから大丈夫だよ」
と、上司が言っていましたが、あれは私達にと言うより自分に言い聞かせていた
ような気がしたのを記憶しています。
私がいたのはエンジンの製造ラインでしたが、デカい機会で大雑把にやっているように
見えて実際は精度誤差±100分の1?、一番ラフなところでも±10分の1?が
要求されたので、ケンチャナヨが来たら一体何をされるのか…。今は上司の恐怖が痛いほど
分かります。
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