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261 :鬼女日記 2006/05/26(金) 22:14:20
新婦いとこで出た結婚式。
新郎新婦の手配で会場内の一室にシッターさんに待機してもらうという徹底した子連れ厳禁措置を取っていた。
新婦関係者は都合のつかなかった数人が利用、新郎関係者は、三人中一人が利用。
残りの二人は新郎の父の関係者で、新郎の母が勝手に入れてしまい新郎も強く反対できなかったらしい。
案の定会場で怪獣が大暴れ。
ケーキカットのケーキが倒れ、テーブルを倒され、新婦はスカートめくりされた。

新婦のお色直しの時に、新郎新婦の両親四人も控え室に引っ込み、予定より長い時間をかけて戻ってきた。
式の予定がつつがなく終わり、お見送りになる直前、ホテルマンが金庫に管理していたご祝儀を新婦に渡した。
新婦は
「申し訳のないことでございますが、(新郎)と(新婦)の結婚は白紙に戻させていただきます。
ご出席してくださった皆様にはお詫びの言葉も尽きません。
後日改めてお詫びをお送りいたします」
と宣言し、ホテルマンに手伝ってもらい、各テーブルへ袋ごとご祝儀を返し始めた。
当然会場は大騒ぎ。

その間ひたすら新婦を罵倒し続ける新郎両親と、新婦をなだめる新婦両親。
ひたすらきょどり、新郎母の新婦罵倒に怯える新郎。
彼は新郎母に強要されて
「こんなときに些細なことで腹を立てるなんて、皆様にも失礼だと思わないの?」
と裏返った声で弱弱しく発言、新郎母の顔をうかがうへたれっぷり。
新婦は
「何を言ってるの、結婚したくないのはあなたの方でしょ?
両家顔合わせの時も、結納の時も、今日だって何一つ私との約束を守ってくれてないよね?
そういうことは早く言ってくれなきゃ困るのよ。
私には心の言葉を聞き取れるような超能力はないもの」
とにこりともせず言い放ち、もくもくと作業を続けていた。
お見送りのときには新婦と新婦両親は出席者一人ひとりに頭を下げ、
新郎両親はタバコを吸い、新郎は新郎母の後ろでまだきょどっていた。
すごかった。
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