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444 :きまぐれ鬼女 2014/11/21(金) 14:36:51 ID:0hyLxQx3x
我が家の一人娘は、顔どころかオツムまで両親に似てしまい中学生になった途端ガクッと成績が下がり始めた。こりゃいかんと塾に入れるも塾の授業も分からないと泣きつかれる始末。旦那と話し合って家庭教師を頼むことに。やってきたのは大学生の先生。おっとりした女忄生で娘もすぐに懐いた。親としてはせめて平均点にと思っていたのだが、何と学年30番に入った。本人もびっくり。先生に夫婦でお礼を伝えると「いやいや娘ちゃんが頑張ってたので。私は見守りだけなので。」と。だけど先生が来てから娘はなんというか勉強の要領が格段に良くなった。おまけにお手伝いもしてくれるようになった。前はブーたれてたのに。
娘に聞くと「大学生になるとねー人暮らしになって、ママのやってるお仕事も一人で全部やんなきゃいけなくなるから予習のつもりでお手伝いしてた方がいーよって先生が言ってた。」と。もう何というか感動した。週2回に増やして欲しいと娘もやる気になっていたので、先生に契約変更をお願いすると、お断りされてしまった。先生は医学部で看護を専攻してらっしゃるのだけど、将来色々な職業の患者さんと接することを考えて週一で色んなバイトを掛け持ちしてるんだって。工事現場のバイトや警備のバイト、飲食店や本屋、果ては農家のお手伝いまでそりゃもう幅広く経験してた。「知ったかぶりで生活指導なんてされたら、私が患者ならムカつきますからね。その仕事のキツさとか特徴とか身を以て学んでみたいなと思いまして。女だから断られる仕事も多いですけど、大分私もしつこいので。拝み倒しました。」と仰るので何で家庭教師もしてるのか聞くと「小児の患者さんで、学校を長期間休むと親御さんも本人も勉強の遅れを心配なさるんですよ。院内学級とかもあるんですけど、少しでも勉強教えられたらいいかなって。甘い考えですけど。」って。娘は感動して、勉強頑張って先生と同じ大学にいきたいって言い始めた。そんで早速2人で部屋に篭って勉強してた。娘のやる気は持続して、ついに学年一桁に順位を上げた。旦那も私も心配になるくらい頑張って、県内有数の進学校に入学。そこでも勉強頑張って、なんと宣言通り先生と同じ大学に合格。先生が大学院に進学したので高校卒業まで面倒みて貰えたのが幸いした。
うちは本当に先生に恵まれたけど、他所の家庭はやる気のない大学生ばかり派遣されて散々だったらしい。もしもうちに派遣されたのがあの先生じゃなかったらと思うと少し怖い。
にしても看護の教科書ってお高いのね…。タイムリーに少し家計が修羅場よ。
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