656 :殿堂 2019/09/26(木) 11:28:08 ID:cF.kp.L1
私は高校生の頃、お昼休みを終えてから急に関節の激痛と39度の高熱が出て、七時間目の授業前に早退したことがあった
まだラッシュ前とはいえ、電車に乗ると席はどこも埋まってたけど、私のあまりにフラフラな状態を見て、
強面の金髪入れ墨鼻ピアスのお兄さんが離れたところから席を立ち、私を席まで誘導して座らせてくれた
私は意識朦朧で、しどろもどろにお礼を言ったら、お兄さんは「無理すんなバカ」と言い残し、気づけば居なくなっていた
いつの間にか私は軽く意識が飛んでいたようで、その時点で自分でも少しヤバイと思い始めていた
私の家はかなり遠くて、その電車には一時間乗って終点でおりる予定だった
乗ってから20分ほどたつと、70歳くらいの老夫婦が乗り込んできた
おじいさんの方は迷いのない足取りで私の前に立ち、おばあさんが止めるのも聞かず「お前が一番若い、席をあけろ」と言ってきた
一瞬ここが優先座席なのかと思ったけど、そうではない
それより痛みと高熱でフラフラな私に深く物事を考える余裕はなく、「無理です」と寝ぼけたような返答をした
そしたらおじいさんは、「お前は日本人か」と問うてきて、ボケた私は素直に「はい」と答えた
するとおじいさんは「中学生は立て!」と私の腕をつかみ、引っ張り、無理やり立たせようとした
それを見かねた隣に立っていた紳士が「ちょっと」と止めに入り、おばあさんも「止めてください」と止めたが
おじいさんは「若者なんか立たしときゃいい、役立たずのちゃらんぽらん学生は座る権利などない」と、力づくで引っ張ってきた
だけど揺れる車内で立つ元気もなく、引っ張られた私は席の前の床に座り込む形で動けなくなった
おじいさんはそんな私を更に罵り、元気よく揺れる車内で傘を振りかざし私を叩いていた
「立たんか!なまくらが!何座り込んどんのだ!どけ!」と声を上げて、その一言一言に傘を振り上げて叩かれた
紳士が私の前に手を差し出したがそれでも止まらず、そうしたら振り上げた傘が周りの怖いおじさんたちに当たっていたようで、
「クソ爺いい加減にせいや!」とドスの効いた声が聞こえたあと、叩いていた傘が止まった
そのすきにすぐに紳士が私の手を掴み起こそうとしてくれたが、それだけで私の高温がわかるほど体温が高くなっていたようで
「君、救急車を呼んだほうがいいんじゃないか」と言われた
私は大丈夫です大丈夫ですとただそれだけを答えていた
ドス声の人は「この爺はあっち連れてくから安心し」と言い残し、実際におじいさんを連れて三人の男性.が隣の車両に移っていった
移動する間もおじいさんは私を罵り、あいつは日本人じゃないどこの中学生だと言っていた
私は隣の席のお姉さんから「これで冷やす?」と冷たい水を渡されて、お礼言いながら大丈夫ですと繰り返していた
終点につく頃、いつの間にかおでこと首に冷えピタが貼られた状態になっていて、手にはぬるい水を持っている状態で車掌さんに起こされた
約30分間完全に記憶が無く、終点だったので周りの人ももうおらず、お礼もできずじまいだった
訳がわからないまま自転車を押して帰宅し、そのまま驚いた兄に救急車を呼ばれて入院
危うく頭がパーになるところだったと言われた
高熱の原因ははしかの予防接種の副作用で、目を冷ましたときには鏡で見た自分の顔がつぶあん状態だった
私はこの出来事があって、命の危機に瀕していらか、老人、特に男性.には恐怖心を覚えるようになった
今でも毎日電車に乗るし、始発駅で乗るから必ず座れるけど、
けして自分から老人に話しかけて席を譲ろうなんて思わないし、私を殴れる老人が社会的弱者とも思わない
最近の若者は老人に席を譲らないと言われるけど、老人がキチ外の可能性.があるから自分から関わるなんて怖くてできない
傘で殴られたとき、老人でも男性.は力が強いんだと知ったら、危ない橋を渡らないためにも保身一択になった
代わりに調子の悪そうな若い人や妊婦さんや赤ちゃん連れには積極的に声をかけるようにしてる
こんなことしてたら自分が年をとったときに席を譲ってもらえなくなるぞと言われるけど
年をとったときのために、今を犠牲にして危険な目にあいたくないよ
まだラッシュ前とはいえ、電車に乗ると席はどこも埋まってたけど、私のあまりにフラフラな状態を見て、
強面の金髪入れ墨鼻ピアスのお兄さんが離れたところから席を立ち、私を席まで誘導して座らせてくれた
私は意識朦朧で、しどろもどろにお礼を言ったら、お兄さんは「無理すんなバカ」と言い残し、気づけば居なくなっていた
いつの間にか私は軽く意識が飛んでいたようで、その時点で自分でも少しヤバイと思い始めていた
私の家はかなり遠くて、その電車には一時間乗って終点でおりる予定だった
乗ってから20分ほどたつと、70歳くらいの老夫婦が乗り込んできた
おじいさんの方は迷いのない足取りで私の前に立ち、おばあさんが止めるのも聞かず「お前が一番若い、席をあけろ」と言ってきた
一瞬ここが優先座席なのかと思ったけど、そうではない
それより痛みと高熱でフラフラな私に深く物事を考える余裕はなく、「無理です」と寝ぼけたような返答をした
そしたらおじいさんは、「お前は日本人か」と問うてきて、ボケた私は素直に「はい」と答えた
するとおじいさんは「中学生は立て!」と私の腕をつかみ、引っ張り、無理やり立たせようとした
それを見かねた隣に立っていた紳士が「ちょっと」と止めに入り、おばあさんも「止めてください」と止めたが
おじいさんは「若者なんか立たしときゃいい、役立たずのちゃらんぽらん学生は座る権利などない」と、力づくで引っ張ってきた
だけど揺れる車内で立つ元気もなく、引っ張られた私は席の前の床に座り込む形で動けなくなった
おじいさんはそんな私を更に罵り、元気よく揺れる車内で傘を振りかざし私を叩いていた
「立たんか!なまくらが!何座り込んどんのだ!どけ!」と声を上げて、その一言一言に傘を振り上げて叩かれた
紳士が私の前に手を差し出したがそれでも止まらず、そうしたら振り上げた傘が周りの怖いおじさんたちに当たっていたようで、
「クソ爺いい加減にせいや!」とドスの効いた声が聞こえたあと、叩いていた傘が止まった
そのすきにすぐに紳士が私の手を掴み起こそうとしてくれたが、それだけで私の高温がわかるほど体温が高くなっていたようで
「君、救急車を呼んだほうがいいんじゃないか」と言われた
私は大丈夫です大丈夫ですとただそれだけを答えていた
ドス声の人は「この爺はあっち連れてくから安心し」と言い残し、実際におじいさんを連れて三人の男性.が隣の車両に移っていった
移動する間もおじいさんは私を罵り、あいつは日本人じゃないどこの中学生だと言っていた
私は隣の席のお姉さんから「これで冷やす?」と冷たい水を渡されて、お礼言いながら大丈夫ですと繰り返していた
終点につく頃、いつの間にかおでこと首に冷えピタが貼られた状態になっていて、手にはぬるい水を持っている状態で車掌さんに起こされた
約30分間完全に記憶が無く、終点だったので周りの人ももうおらず、お礼もできずじまいだった
訳がわからないまま自転車を押して帰宅し、そのまま驚いた兄に救急車を呼ばれて入院
危うく頭がパーになるところだったと言われた
高熱の原因ははしかの予防接種の副作用で、目を冷ましたときには鏡で見た自分の顔がつぶあん状態だった
私はこの出来事があって、命の危機に瀕していらか、老人、特に男性.には恐怖心を覚えるようになった
今でも毎日電車に乗るし、始発駅で乗るから必ず座れるけど、
けして自分から老人に話しかけて席を譲ろうなんて思わないし、私を殴れる老人が社会的弱者とも思わない
最近の若者は老人に席を譲らないと言われるけど、老人がキチ外の可能性.があるから自分から関わるなんて怖くてできない
傘で殴られたとき、老人でも男性.は力が強いんだと知ったら、危ない橋を渡らないためにも保身一択になった
代わりに調子の悪そうな若い人や妊婦さんや赤ちゃん連れには積極的に声をかけるようにしてる
こんなことしてたら自分が年をとったときに席を譲ってもらえなくなるぞと言われるけど
年をとったときのために、今を犠牲にして危険な目にあいたくないよ