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244 :おさかなくわえた名無しさん 2013/05/09(木) 15:50:46 ID:ebJQP7lb
十何年くらい前の勤め時代の話。

通勤中、猛烈な悪臭を発するばあさんが乗車してきた。
たまたまあいていたロングシートに座ると両隣の人も黙って席を立つ。
興味はあるけど、そっちを向くだけで臭い。
そんな状況で、次の駅で乗車した大学生っぽいグループがばあさんに話しかけた。
「ばあさん、くせーよ」
「本っっっ当にクセェ!窓開けようぜ」
ゲラゲラ言いながら、ばあさんを取り囲んだ。
自分も含め、車内は見て見ぬ振りだった。
学生たちの出だしはDQNそのものだったけど、途中からトーンダウンしてきた。

「ばあさん、風呂入ってるのかー?」
「臭くってみんな困ってるぞ」
「住むところあるのか?」
「ちゃんと食ってるか~」
ばあさんは困っているようだったが、反面話しかけてくれるのがうれしいようにも見えた。
ばあさんの声が小さかったからよく分からなかったが一応会話が成立してるみたいだった。
次の駅でばあさんは電車を降りた。
「ちゃんと風呂入れよ~」
「次電車乗るときは、気をつけろよ~」
学生たちが声をかけながらドアが閉まった。

「マジ臭かった~w」
「すげー臭かった~ww」
ゲラゲラ言いながら次の駅で彼らは降りていった。
車内の臭いはさらに2駅分くらい続いた。

警察沙汰になるんじゃないかと本気で思ったけど、まぁならなくてよかったなって。
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