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386 :おさかなくわえた名無しさん 2010/03/10(水) 19:40:32 ID:+ibEKJ7A
小中学生の時は特に女の子は、誰からも憧れられる子がいたはず
あの子もそんな女の子の一人で、彼女と仲がいいことが女子たちのステイタスになっていた

私は変わり者として他校にも知られた存在で、後輩たちからも馬鹿にされていた
別に構いはしなかったが、歩くすぐ後ろをついて回りずっとひそひそくすくす笑われるのは嫌だった
そんなある日、私が知的障碍者だと言う噂が立ち、「やっぱりね。馬鹿だもん」と後ろで言われるようになるとさすがにキレそうになり、一言文句を言おうと振り返ると同時に乾いた音がした
頬を押さえる後輩たちをあの子が冷たく見ていた
「(私)が手を汚すことはないわ。それは私の役目よ」
そう言うとパンッともう一発後輩たちの頬を叩いた
「後輩が先輩馬鹿にするなんて礼儀知らずにもほどがある。ましてやあんたたちごときが私の親友を傷つけるんじゃない」
冷たく言い放つと私の腕を取った
「彼女は私のただ一人の親友よ。大事な友達を馬鹿にすることは許さない。彼女だけなんだから。私とありのままで一緒にいてくれるのは」
それ以来、私の立場が気持ち悪いくらいに変わった
でも、私は変わらずに変人であり続け今に続き、あの子も華であり続けている
だけどあの時の言葉は忘れない
すっとしたと同時に心から友情を感じた瞬間でもあった


武勇伝になるかな?
長文、ごめんなさい
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