中学時代の話。クラスに不良女がいた。名前をＨ美としとく。

とにかく声がでかく、平気で授業は妨害するわ、キャーキャー騒ぐわで男子の大半はＨ美にウンザリしていた。
忄生格自体も最悪で、大声で悪口を言う割には陰湿なイジメもよくやっていて、もう消えてくれと。

ある日Ｈ美が担任に説教(多分頭髪の色の件)を食らっていて、完全な逆ギレモードに。仕返ししてやるとかなんとか言っていた。

んで、Ｈ美は翌日に食塩を持ってきて、給食の時間に茶碗一杯のけんちん汁にそれを投入。
それはもう、ほんと大量に。若干溶けのこりが見えたし･･･。
そんで、給食当番の俺にソレを担任の机に配るように小声で命令してきた。
絶対従うもんかと思ったが、逆らうとしょうもないイタズラの的になるだろうしな、とも思って友人と相談という名の作戦会議。

そして一通り配り終えてから、日直さんの｢いただきます｣の合図で、作戦決行。
自分のけんちん汁を最初に口にする友人。ちなみにＨ美と友人と俺は席が近いです。

友人｢･･･!!ッペッ!!何だコレ!?しょっぺ!!｣

俺＆Ｈ美｢えっ!?｣

Ｈ美は驚いて友人を見た後、すぐに俺を睨み返し｢バカじゃねえの？何間違えてんの？ﾀﾋねよ｣。適当に流しといた。

そして、Ｈ美は俺を睨みつつ、自分のけんちん汁をゴクッといったんよ。

Ｈ美｢･･･!!!!?ッッぶーっ!!･･･ゲホッ!!ゲヘッ!!｣
まあ、そりゃ食塩の飽和したけんちん汁なんか飲んだらこうなるよね。
友人のはダミー。彼は演技派なのです。｢アタリ｣は俺がＨ美の席にバレないように置いたｗ当然担任も無事です。
俺らは白々しく｢Ｈ美さん!?どしたの!?｣だの｢保健室いきなよ｣だのと話しかける。
涙目になりながらも俺らを睨み返すが、すぐに水道に向かって突っ走っていった。
その間に担任に問い詰められたが、そこは正直に話す俺。当然またしても説教を食らうＨ美ｗ
Ｈ美やツレからの仕返しもあるかと思っていたが｢教室でいきなりけんちん汁を吐いた女｣の噂は瞬く間に広まり、
Ｈ美はどうしようもなく、すっかりおとなしく、地味な存在になってしまいました。