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383 :相続まとめちゃんねる 2007/12/03(月) 13:59:15 ID:SⱮqRpAdn
そこで被害にあったのが、学校にほとんど来ないAさん。
Aさんは美人で、美術部に所属していた。
美大進学も天秤にかけたほどの実力で、素晴らしい作品を出していた。
しかし学校に来ないからか、あまり友達はいないようだった。

さて件の勘介、Aさんが来るたび付きまとう。
隣に座り、自分の武勇伝を話しているようだ。
「池袋で絡まれたんだけど、俺の顔見たら青くなって逃げてったんだよね~」
「君のことを守ってあげる。だから恐がらないで。」
(後ろにいたので丸聞こえ)
Aさんは返事なし。

そして事件は起きた。
Aさんが美術部で片付けを1人でしていた時のこと。
隣の部室で将棋をさしていた私の耳に聞こえた、ずた袋を裂くような悲鳴。
何事かと思って急いで美術部に駆け込むと、汚い油まみれになった勘介が座り込んでた。
そうか、あの悲鳴は勘介か。
と納得していたら、鬼の形相のAさんが勘介の胸ぐらを掴んだ。
もう私にはハードラックとダンスっちまった人にしか見えない。

A「人がいて丁度いいや。誰が誰を好きだって?」
勘「いやっ…だって…」
A「さっきまでほざいてた寝言を言ってみろよ。誰が誰を好きなんだ?」
勘「き、君が…その、俺を…」
ここで言い切らない内に、Aさんが勘介の顔面に改心の一撃!!
吹っ飛ばされて私の足元に転がる勘介。
びっくりしてよろけた拍子に踏んづけちゃった…ゴメン

A「勘違いにもほどがある。心底気持ち悪いわ。あんた胸はって親に報告できんの?」
そう言ってAさんは部室を出ていった。
勘介は啜り泣いていたけど、ぶっちゃけ自業自得と思って放置した。

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