473 :おさかなくわえた名無しさん 2006/10/12(木) 17:16:01 ID:19AvH3Oi
戦後の混乱覚めやらぬとある街。
子供の授からない夫婦がいた。
ある日、妻は夫に頼まれ、夜の街に一人お使いに。
…そして、ぼろぼろになって泣きながら帰ってきた。夫は、何があったのか察した。
そして、夫婦に初めて授かった子は、白人の子。
だが、夫は、妻を責めず、例え何人たりとも我が妻子の悪口を言う者は許さんと
いう態度を貫いた。
そんな父は、ただ一度だけ、我が息子を毆った。
「どうせ俺は父ちゃんの子じゃないから」と言ったというのがその理由だった。
俺はお前が我が子じゃないと思ったことなんかない。父はそう言った。
そして、近所からも、孝行息子を授かった夫婦、と呼ばれるようになった。
…確かに、その子の父はろくでなしの白人兵なんかじゃない。
誇り高く妻子を守った日本人の父ちゃんだ。
子供の授からない夫婦がいた。
ある日、妻は夫に頼まれ、夜の街に一人お使いに。
…そして、ぼろぼろになって泣きながら帰ってきた。夫は、何があったのか察した。
そして、夫婦に初めて授かった子は、白人の子。
だが、夫は、妻を責めず、例え何人たりとも我が妻子の悪口を言う者は許さんと
いう態度を貫いた。
そんな父は、ただ一度だけ、我が息子を毆った。
「どうせ俺は父ちゃんの子じゃないから」と言ったというのがその理由だった。
俺はお前が我が子じゃないと思ったことなんかない。父はそう言った。
そして、近所からも、孝行息子を授かった夫婦、と呼ばれるようになった。
…確かに、その子の父はろくでなしの白人兵なんかじゃない。
誇り高く妻子を守った日本人の父ちゃんだ。