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320 :修羅場な話 2010/09/16(木) 22:37:34 ID:RUbFkc880
学生時代、片想いの相手にフラれ、泣いているところを慰められて付き合いだした彼。
成り行きが成り行きだから、片想い相手のことが今でも好きなんだろう、俺は忘れるための道具だろうと、
喧嘩の度にねちねち言われていた。
正直なところ否定出来ない部分があったのは、今でも悪いことをしたとは思う。
結局、片想い相手以上に好きになれなかったので、身勝手だけど謝って別れようとした。
それを、許してくれなかった。
双方納得しない限り別れとはいえない、俺はお前が望むようにする、ただ別れだけは認めない、と言われた。
どう言えば納得してくれるのか、丸一年話し合いをした。
身勝手だと思っていたので、納得してくれるまで話し合うのが誠意だと思っていた。
そのうち、「分かった、どうしても俺を愛せないなら奴隷になれ。心が手に入らなくても、それなら納得する」とまで言い出した。
「俺はお前が望むならどんなことでもする、だけど別れだけは認めない。別れるならそれが条件だ。
さもなくば、自杀殳しろ。命がけで俺を拒否するなら諦めきれる」
ことここに至って、怖くなった。何がなんでも、嘘をついても別れないと、と思った。
なので「別れ話はなかったことにするけど、気持ちを落ち着けたいから連絡しないで。会うこともなし。
気持ち落ち着いたら必ず私から連絡する。私が言うことならなんでもするなら、待つことくらいできるでしょ」
そう言って、連絡を絶った。
彼は「分かった、約束する。何年でも待つ。その代わり、別れていないのだから浮氣は許さない。浮氣したら、杀殳す」と言った。
そうは言っても、ほっとけば熱も冷める筈、と思っていた。

それから12年。
学生時代の友人から、彼が未だに告白されると「私という彼女がいる」と断っていると聞いて、怖い。
私はと言えば、彼との別れの最後が怖くて、何人かとお付き合いはしたものの、未だ独身。
当時の共通の友人はほとんど切ったのだけれど、それでも結婚したらさすがに伝わりそうで、怖くて。
いつになったら吹っ切れるんだろう。
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