月. 11月 25th, 2024

118 :修羅場な話 2013/10/25(金) 21:24:33 ID:uimR2wQO
大したことじゃないんだけど

小学生だったある日、家の近くの川沿いを歩いていた。
夕方で、私は土手の上にいたんだけど、
下の川辺はよく整備されて綺麗なので散歩してる人も何人かいた。
それでぼーっと歩いていたら、川辺から女の人の声がする。
「ねえねえ!こっちおいで!犬と遊ぼう!」
女の人はゴールデンレトリバーを連れていて、明らかに私に向かって大きな声をあげている。
でも知らないひと。
知らないひとが私に向かって叫んでいる。激しく手招きまでしている。

失礼だけど頭のおかしな人なのかとびっくりしてしまって、しばらく足をとめてその人を見ていた。
でも女の人は相変わらず怒鳴るように私を呼んでいるし、
(従わなかったら大変かも…)と、まあ周りに他の人もいたからゆっくり土手を降りて行った。

近くにいってみると、女の人はほっとしたように、
「よかった。あなたの前から歩いてくるひとがね、変な感じだったの」と言った。
「え?なんですか?」
「チャックに手をかけてたのよ。気をつけてね」
その後どうしたかは覚えてない。

癡漢に遭ったことはこれ以前もこれ以降も何度もあるんだけど、この時のことが一番記憶に残ってる。
ちゃんとお礼言ったのかなあ、あの時の私。
続きを読む