639 :拝啓、鬼女様 2013/02/11(月) 09:41:56 ID:klVCRvZt
小学校の頃友達の家に行く途中、細い山道の脇に蛇がとぐろを巻いていた。
気をつけつつ前をさっと通ると蛇は尻尾を震わせてた。
日本にもガラガラヘビっているんだぁ……と思ったけど
マムシが攻撃態勢に入ると尻尾を震わすって知ったのはだいぶ大人になってから。
小学校の頃の夏休み、自分の部屋に入ろうと襖Cを開けると
家の中に向かってマムシが絶賛移動中だった。
↓開いてるサッシから侵入
――━━ ――――
ζ
↓マムシ進行方向
A B C D
――━━ ―― ←襖4枚
□ ○ ←私
↑
タンス
怖かったので私は襖Cをそっと閉めて居間に戻ったが、幼いながらに
待てよ、あのままマムシがどこに行ったか分からなくなるのはまずいんじゃないか? と思い
意を決して部屋に戻ると、マムシは居なかった。
ほっとしたものの、自分の本能に訴えかける何かに促されるように襖Aを開けてみた。
するとそこには、タンスとのわずかな隙間に蚊取り線香を壁に立てかけたみたいになってるマムシがいた。
私に見つかったマムシは金縛りにあったように動けない私を尻目に
何事も無かったかのように開いたままのサッシから悠々と出て行った。
気をつけつつ前をさっと通ると蛇は尻尾を震わせてた。
日本にもガラガラヘビっているんだぁ……と思ったけど
マムシが攻撃態勢に入ると尻尾を震わすって知ったのはだいぶ大人になってから。
小学校の頃の夏休み、自分の部屋に入ろうと襖Cを開けると
家の中に向かってマムシが絶賛移動中だった。
↓開いてるサッシから侵入
――━━ ――――
ζ
↓マムシ進行方向
A B C D
――━━ ―― ←襖4枚
□ ○ ←私
↑
タンス
怖かったので私は襖Cをそっと閉めて居間に戻ったが、幼いながらに
待てよ、あのままマムシがどこに行ったか分からなくなるのはまずいんじゃないか? と思い
意を決して部屋に戻ると、マムシは居なかった。
ほっとしたものの、自分の本能に訴えかける何かに促されるように襖Aを開けてみた。
するとそこには、タンスとのわずかな隙間に蚊取り線香を壁に立てかけたみたいになってるマムシがいた。
私に見つかったマムシは金縛りにあったように動けない私を尻目に
何事も無かったかのように開いたままのサッシから悠々と出て行った。