月. 11月 25th, 2024
846 :プリンはのみものです。 2006/02/19(日) 00:39:32
225 :名無しの心子知らず :03/03/11 06:31 ID:ZRoe7UQj

昨日、第二子である男の子が帝王切開で生まれた。
しかし、取り上げた直後から呼吸が浅く、肌の色も悪い。
産科、小児科の先生が新生児室の前で、大声で議論している。
すぐさま状況説明がされたが、陥没呼吸で危険な状態だという。
確かにレントゲン写真に肺の形が写っていない。
おまけに、そこの医療設備では、手の施しようもなく、
近くの大学病院のNICUに緊急搬送するという。
(後に一過性.多呼吸と判明)
誕生後20分という、緊急状態だった。
帝王切開で朦朧としているヨメを横目にしながら、
着の身着のまま救急車に飛び乗った。

早く着いてくれ、と心の中で懇願しつつも、かなりの渋滞。
ほとんどの車が道をあけてくれるのだが、
昼時の幹線道路は、やはり交通量がすごく、
救急車はノロノロと進んでいく。
しかも、左前方の一台のミニバンが路肩に移動してくれず、
そのおかげで救急車はほとんど停止状態になった。



226 :名無しの心子知らず :03/03/11 06:36 ID:ZRoe7UQj

すると、救急隊の隊員さんが顔色を変え、メガホンに鬼気迫る大声で、
「前のミニバンの方! 生まれたての赤ちゃんが乗ってます!
 車を寄せてください! お願いします! 時間がないんです!」

思わず目頭が熱くなり、涙がこぼれ落ちた。
こんな時に、男がだらしないと思いながらも。
ありがとう、ありがとうと心の中で繰り返した。

ちなみに現在、母子ともに安定しています。
搬送後「お大事にしてください。子供は宝です」
とだけ言って、足早に帰路につかれた救急隊の皆様。
緊急時でバタバタしていたため、名前すら覚えていませんが、
あなた達は医師と同じくらいの命の恩人です。
心からお礼を言わせてください。


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By okan777