金. 11月 22nd, 2024


408 :拝啓、鬼女様 2017/02/21(火) 13:05:51 ID:7yW
幼馴染Aの話。
A家は熱心なカトリック信者で、長男Aの下に6人の兄弟がいた(宗教的に墮胎は×らしい)
皆優秀で良い子ばかりだったんだけど、七人兄弟長男のAは
さすがに小さい子の面倒ばかり見させられて大変そうだった
部活もろくに出来なくて、毎日保育園の迎えのために放課後は飛んで帰っていた
他の兄弟たちにはお迎え等の仕事はなく、お世話は常にAの仕事だった
そんなAは家から逃げるように遠くの大学へ行き、
卒業と同時に結婚し東京で暮らすことになった
たまに地元に帰って来た時に話したけど、実家にはほとんど寄り付かなくなったらしい

結婚から数年後、Aは離婚した
A嫁が子供を欲しがりAは断固として拒否したらしい
周囲にどんなに説得されてもAは子供なんかいらない、と首を縦に降らなかった
A家はそれをきっかけに崩壊した
A父は子供を持たないことを選んだAを擁護し
A母は「私に産むことを強制したくせに」とA父を非難、結果1番下の子だけを連れてA家を出た
他のA兄弟はそれぞれ一人暮らし開始してA家に戻らなくなった
Aは遠く離れたところで今も一人で住んでいる
続きを読む