月. 11月 25th, 2024
603 :殿堂 2018/01/11(木) 00:30:47 0.net
凄く長いです。
フェイク盛り込み済みです。

数年前、友人たちと数人で会社を興し、まもなくその中の代取と付き合うことになった。
「創業したばかりだし、仲間に気を使わせたくない」という理由で関係を隠そうと提案され、自分も納得して了承した。
その半年後、「仕事に集中したい」と別れを告げられた。
告白されて始まった関係だったけど本当に好きだったし、別れたくないとその日はずっと粘ったけれど、頑なな態度に最終的にこちらが折れた。
でも好きだったし、仕事は楽しかったので会社にはそのまま残った。
会社が落ち着いたらまたやり直そうと言われたのを信じてもいた。

会社は創業時から経営が苦しく、私と社長の二人はいつも給料(報酬)が未払いだった。
売上が振り込まれる日の都合で私は給料日の数日後に振り込まれてはいたけれど、社長はずっと未払い。
私は役員ですらなかったけれど、特別な関係だから甘えられてるんだろうと理解して、別れた後の遅配も「社長が好きだから」の一心で我慢した。
経営資金として注ぎ込む社長個人の借金が限度額に達したら、私にも消費者金融から借りるように言われた。
断ったら顔の形が変わるまで毆られ、無理やり借りさせられた。

ある日、実は二股を掛けられていたことが分かった。
会社の口座に誰も心当たりのない纏まった額の入金があり、社長に確認したら「彼女からの援助」だと。
私と付き合う五年も前からのお付き合いの人で、私と付き合っていた時も、寧ろ今も同棲している、と。
取引先との会食と言って夕方から出かけることが多かったけど、殆どは彼女とのデートだった。
創業メンバーみんなで出し合った創業資金も、社長は彼女に借りていた。
ここまで吐かせるのに相当掛かったけど、要は私は浮氣相手だった。
それでも彼を諦めきれず、まだ会社に残った。
この辺りからもう精神を病んでいたと思う。


続きます。
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