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369 :鬼女日記 2007/06/12(火) 02:52:01
嫁イビリの大概の事は仕出かしてくれた同居トメ。
そのたびに良ウトと夫が〆上げ、その場でだけは謝るトメ。
当の私は祖母が鬼トメで実子からも孫からも汚物並に嫌われていたクソトメの代表の
ような人だったので、この程度屁でもないわと思ってスルーしていた。
というか、祖母同様懲りないタイプなのでスルー以外に手がなかった。

日々、イビリのネタを探しては必タヒになっていたトメだが、最近老後が心配になった
らしい。
妙な猫なで声で擦り寄ってきて、「嫁子ちゃぁ~ん、老後はよろしくね☆」と気持ち
悪く言うようになった。
そこで、お茶とトメの大好きな和菓子を出しながら、しっかり目を見て、真顔で淡々
と祖母の自宅介護の状況とそのタヒに様について語って差し上げた。

徒歩どころかすぐ隣りにある有料老人ホームに入居するのを拒否したばっかりに、具
合が悪くなってから入れるホームもなく、あっという間に寝たきりになったが介護用
ベッドが建物の都合で入れられず、介護を頼んだが手続きに時間が掛かってなかなか
ヘルパーさんが来てくれず、家族の素人介護ではやる方は当然、やられる方はその10
倍は辛く、病院もベッドの空きがなくてなかなか入れず、最後は急に体調を崩して救
急で運び込まれ、タヒに際の言葉は「早くタヒにたい…」だった。
住み慣れた自宅で余生を過ごしたい、嫁に介護をやらせたい気持ちはよく判るが、身
内ですらこういうことになるのだから、覚悟はよろしいか。

あれから1週間ほど、トメは目を合わせてくれません。
小学生並みの下らないがしつこいイビリもなく、まるで別世界のように毎日が清々し
いです。
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