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529 :ロミオ伝説|にちゃんまとめ 2016/10/28(金) 23:45:14 ID:moJ
もう訳がわからない話
中1の頃に同じクラスになった女の子と友達になった
その子は明るくてフレンドリーだったけど、今思えば依存体質だった
家庭が荒れてたので仕方なかったかもしれないが
誰とでも仲良くなるけど、距離なしというか寄りかかれる友達を探してる状態で、すぐに周りから私以外の人が離れていった
二年の頃に転校生がきたんだけど、転校生の女子は忄生格最悪で友達を標的にイジメだした
私も友達として標的にされてたけど、私は転校生以上にいい忄生格をしてたので鼻で笑ってやり過ごしてた
ところが友達は正面からどんどん攻撃を受けてあっという間に不登校になり、同時に依存できるものとしてネットとMMOにどっぷりハマっていった
友達が不登校になったことで打っても全く響かない私へのイジメはなくなったが、そのせいか担任や副担任から友達の復帰の手伝いをしてくれと言われた
私は薬剤師になりたくて、日頃学校が終わったら家にすっ飛んで帰り勉強してた
それを担任が逆手に取り、「部活もしてなくて時間があるのだから、毎日友達の家にプリントを届けて話し相手になってやれ」という
ふざけんなと思ったが、内申をチラつかせて(オール5とれなくなるぞ、推薦やらないぞと言う脅し)従わせられた
引き受けたら全力でやるのが私の矜持
毎日プリントを持って家まで行き、小一時間話し相手になった
担任からは勉強を教えてと言われていたが、相手はずっとノートパソコンに張り付いて離れない
私の目も見ようとしないで、ネトゲのランキングが5位になったとか、下克上を狙ってるとか、そんな話ばかりをしていた
私がこれまでに持ってきたプリントも課題も持ってきたときのまま
それでも私は小一時間きっちり話に付き合って帰ってきた
三年生になり、実力テストを受けて偏差値73をとった私に対し、友達の偏差値が32で、その数値の違いをまざまざと見た友達は虚しさを覚えたらしい
ネトゲのキャラを消して昼過ぎから学校に来るようになった
その時友達に「私を見捨てないでずっと来てくれたから私は普通の人間であり続けられた」と感謝された
その後友達は中卒で働き始め、私は高校、大学へ進学

そして成人式のとき、友達と再会した
会った瞬間罵倒された
「あんたが私をいじめなかったら、私は普通の学校生活が送れてたのに!」
私に言われてると思わなくて、左右キョロキョロしてたら張り手をくらった
「一生恨んでやる!普通の幸せを手に入れられると思うな!」と泣き叫び、周りから私がいじめっ子の極悪人の認定をされた
成人式にはいじめっ子もいたけど、友達はいじめっ子には笑顔で「久しぶりー!あのときは毎日家までありがとう!」と近寄っていった
中学の頃にクラスメイトだった男子数人が「え?逆じゃ?」「え?毎日プリント持って行ってたの私さんじゃ?」と困惑してた
いじめっ子も過去のことを後ろめたく思ってたのか「うんうんどういたしまして」とぎこちなく受け入れていた
式のあとは同窓会があったけど、会費払ってたがそのまま帰った
多くの元クラスメイトは厄介事はゴメンとばかりに私をチラチラ横目で見てくるし、男子の何人かが「気にすることねーよ」と気を使ってくれるしで
私一人のせいで空気がかなり悪かった
別に失って惜しくない人間関係だったのでバッサリ切ることにした

その後数年たち、薬剤師をしている私のもとへ友達がやってきた
隣県に嫁いで働いてたのに本当に偶然だった
お水のような派手な髪型とメイクをしていたのに、身につけているものがボロボロで最初は全く気付かなかった
私の顔と左手の指輪を見て、呪詛のようなものを吐いて返っていった
「私にしたことを後悔するならお前が不幸になれ」
と吐き捨てたが耳に残っている
記憶まで改変して可哀想に
友達のよしみとして一生呪詛の対象でいてあげようと思う
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