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72: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2015/04/04(土) 07:12:40.50 ID:m5hXDVlS.net
おはようございます。
休日の朝に珍しく早起きしたので書かせて下さい。

私は二十代の女で普通にOLやってます。

数年前、一つ下のイケメン君が私のいる課に配置されました。
イケメンな上に若手のホープで高身長、誰にでもフレンドリーですぐにアイドル状態になりました。
大袈裟な話ではなく、女忄生社員は誰もが彼の恋人になろうと連日猛プッシュしてました。
私も難しい案件でも速やかに颯爽とこなす彼に憧れを抱いたものの、
当時自他ともに認めるデブスだったので私なぞが見ることすらおこがましく感じ逆に頼まれて同僚のアシストに回る日々でした。

そして大きな仕事が一段落した後日、課長の計らいで盛大な飲み会が催されました。
隅でひっそり飲んでいる私の元に、ベロベロに酔ったイケメンがやって来ました。
そして私の前に大皿を寄せ、「これ食べなよ」とニコニコしながら言います。
飲み会になると自然と雑用係りにおさまるので飲むばかりで中々ゆっくり料理を食べれないので、
その時は私が料理に箸をつけてないことを気にして下さったんだ、こんな隅々まで目が届くなんてすごいなと感動しました。
お礼を言って有り難く小皿によそい、料理に口をつけた瞬間イケメンと周囲の取り巻きが吹き出したのです。

「ちょwwなに共食いしてんだよww」
笑いながら大声で言われ、よく意味が分からなかったのですが直ぐに察しました。
口にしたのは豚肉の料理で、それをデブな私が食べたもんだから共食いだと笑われているのだと。
周囲を壁のように囲む取り巻き達もみんなでクスクスと笑い合い、
始めから馬鹿にされていたのだとタヒんでしまいたいほどの羞恥を感じました。
その日からイケメンも取り巻きの女子社員も苦手になり、逃げるよう会社ではただ仕事のみを追い続けました。
定番でしょうが昼休みもトイレにコソコソと隠れて過ごし、
仕事に関係ない雑務も進んで引き受け没頭することで必要最低限の会話で済むようにしました。
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