土. 11月 23rd, 2024


247 :拝啓、鬼女様 2017/04/15(土) 15:52:16 ID:R5nBdmpq.net
ごめんぶった切る。

俺が高校生の頃の修羅場。
そのときは夏休みで、異常気象だとか猛暑だとか騒がれるほど暑い年だった。
ある日、クーラーの効いた部屋で菓子食いながら漫画読んでたら、友達の石田(仮名)から着信がきた。
石田は学校の友達で、別に変な所もないフツーのいい奴だった。
姉が一人いて、多分2歳違いくらいだったと思うけど、年頃だったしそんなに話したりはしない仲だったらしい。
電話に出て「もしもし石田?どうした?」と聞くと、
「あの……ちょっとなんか……」と石田の歯切れの悪い声が聞こえた。
遊びの誘いだと思ってたので、「え?なに?今なにしてんの?」と聞き返すと、
「いやなんか……部屋で……姉ちゃんが……」とか言ってる。
この時点で俺は、「ほほーうw姉ちゃんが部屋に彼氏連れ込んでるかなんかで、気まずくて電話したな?w」と思っていた。
なので、内心ニヤニヤしながら「うん、で?」とか話を聞いていたのだが、
次の瞬間石田が「姉ちゃんが……部屋でタヒんでる」と言い出した。
は?タヒんでる……?
全く予想外の答えにぽかーんとしつつ「は?嘘でしょ?w」と聞いたら、
「いや……多分?タヒんでる……。
息してないし……目開いたまま動かないし……」と返ってきた。
一瞬の間の後、超パニクって「えええええ!それマジやばいやつじゃん!ていうかなんで俺に電話してきてんの!?
ふつう救急車だろ!」と返すと、
「え……救急車ってどう呼ぶの?」とか言い出した。
「いや普通に119番押すんだよ!」と返すと、「どうやってかければいいの?」と。
仕方がないので、ものすごくパニクりながら「家電あるだろ!?ケータイは俺と繋がったままでいいから、家電で119番しろ!」
「今姉ちゃんがどんな感じかと、自分家の住所伝えろ!」など、全て俺が指示を出すことに。
石田は俺の言うことに「わかった」としか答えず、しばらくすると電話越しに救急車のサイレンの音が聞こえ、
ピンポーン!と石田宅の家のチャイムらしい音が聞こえた後電話は切れた。
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