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841:名無しさん@HOME2011/12/21(水) 13:28:32

結婚後、オレは小遣いを貯めて学生からの夢だった小型の猛禽類を飼った。
あまり慣れない種類だったけど名前を呼べば寄ってくるくらいには懐き、
めちゃくちゃ可愛がった。

当時は結婚前に買ったオレの持ち家で、一階の一部屋をそいつ専用として使ってた。

平日の昼間、一階でごろごろしてると専用部屋からもの凄い音と悲鳴が聞こえた。
急いで二階に行くと、猛禽部屋からすごい泣き声がする。
全開の窓と脱走防止にはめていたステンレス製の網が破られていて、ゲージが壊されていた。
猛禽はいなくて、なぜか知らない女の人が泣き叫んでた。

近所の人が警察に通報したらしくて、オレが呆然としてると警察官が来た。
あれってほんとに踏み込んで来るのな。

その辺で我に返って窓から猛禽の名前を呼んだら、戻ってきた。
安心しすぎて立てなくなったのを凄い覚えてる。
その後は病院に行ったり警察に行ったり何だったりだけど、箇条書きにすると

フクロウが羨ましいから、ちょっと借りよう。
窓の網はそれ専用のカッターで切った。
ゲージごと持っていこうとしたらあまりにも重くて落下。
弾みで南京錠が壊れて脱走。

修羅場に関係ない事後のことは省くが、フクロウが脱走した時のオレの脳内がかなり修羅場だった。
これが原因でフクロウを手放し、その後、妻と離婚した。
オレは今30後半。人生の伴侶は猛禽でい。
本日、猛禽が戻ってくるので記念。
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