土. 11月 23rd, 2024
497 :殿堂 2021/03/02(火) 15:51:31 ID:4d.t2.L1
包丁使うとき、もう片方の手は猫の手っていうの、知らなかった。
家庭科とかでやったのかな?覚えてないだけかもしれない。
私は自分で言うのも難だけど不器用。
㲗幼児期に怪我をしたせいで握力も弱めで、左手で食材をギュッと掴む感じで押さえてた。
そしたらそれ見て義妹が「猫の手じゃない!」って騒ぐのね。
そんな手で料理されたものは怖いだのなんだの大騒ぎ。私と4歳の義妹娘ちゃんが呆気にとられるくらい一気に一人で盛り上がって勝ち誇ってた。
義妹が帰ってきたのを察して義父が義母に支えられながら台所に入ってきたのを見て、そこではじめて、どうして私が義実家(敷地内別居)で料理してるのかというところに思い至ったらしい。

義母と義妹はいわゆるメシマズさん。
壊滅的に火加減と味付けのセンスが無いタイプで、気を付けてても塩辛いorベタ甘な玉子焼きとか、中身が生で黒焦げな何かを錬成してしまう。
だから義実家の料理担当は義父。
今回は義父がぎっくり腰をやっちゃったので私が夕飯を作っていたわけ。
私は実家が自営で下に兄弟もいたから、昔からよく料理はしてたんでフツメシを量産するのは得意だからね。

ちなみに、料理は本当にアレだけど義母も義妹もお裁縫とか掃除とかはとても上手。
義母なんか義妹子用(うちは子梨)の浴衣とかかわいいワンピースとか作れちゃうし、義妹もビーズアクセとかを作ってネットで売ってるらしい。
基本的に器用なので、料理のなかでも野菜切ったりはキレイにできる。
そんなだからこそ料理関係で勝てる(?)と思って盛り上がっちゃったみたい。
普段はめちゃめちゃ忄生格いいのに。
私達が思っていた以上にコンプレックスだったんだねぇと驚いた。

義父母の姿を見てすぐに我にかえった義妹にはこっちがいたたまれないくらいに謝られた。
義妹子にも「おかーさん、こわい顔してた」と遠巻きにされて落ち込んでいた。
義妹は義妹夫がこんなご時世に浮氣したので離婚して帰ってきたのだけど、料理ができないことを浮氣の原因みたいに義妹夫が言うもんだから過敏になっていたのかもしれない。
今度お互いに食材の切り方と火加減や味付けを教え合いすることを約束してなんとかおさまったけど、猫の手……まじでそんなの知らなかったよ。
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