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510 :ロミオ伝説|にちゃんまとめ 2017/01/24(火) 13:42:19 ID:SoNzb+hx0.net
俺の理不尽冷め話
彼女とはネトゲで出会ってメル友期間の後に直接会う→交際した。
彼女は可愛くて忄生格も優しく料理上手な理想の子だったんだけど高卒フリーターだった。
のほほんとした話し方で俺が何しても「凄いね!」って言ってくれるから勝手にバカ可愛い系だと思いこんでた。
正直彼女を見下して俺のプライドを保ってたと思う。
二年付き合ってそろそろ結婚…と思ったから彼女の実家に挨拶に行ったんだけど家についた時点で嫌な予感がした。
まず家がデカい。
豪邸ってほどじゃないけどガレージにはベンツとポルシェがあって薔薇の花の鉢が沢山ある。
高そうな家具とシャンデリアのある居間には小さい頃の彼女がバイオリンとフルートを弾いてる写真が飾られてた。
楽器やってたって聞いたことはあるけどせいぜいピアノ程度だと思ってた。
ご両親は優しかったけど話の流れで父親が某大企業のお偉いさんだってことが分かった。
後で彼女に聞いてみたら父親は京大出身、母親も慶應出身。
彼女も高卒だけど、蓋開けてみれば偏差値は70の高校だった。
彼女と話してて一度もイライラしたことがない理由が分かった。
学歴はないけどバカ女じゃなくて地頭は俺の数倍良いんだろう。
俺の給料を20代なのに頑張ってて凄い!って褒めてたけど彼女の身内にはもっと高級取りばかりいるんだろう。
そう思うと今まで感じてた優越感なんて消し飛んで彼女と顔合わせるだけで恥ずかしくなった。
別れを告げた時も何か全部悟ったような顔して「分かった」ってすんなり別れた。
人間としての器も俺とは段違いだったんだろうな。
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