トメは、十代で両親と別れ(ﾀﾋ別かどうかはわかんない)、天涯孤独の身になり、遠縁の親戚だった、自分とは干支が一回り以上違うウトと結婚。
ウト家では、そんなトメを不憫に思って、嫁というよりは娘のように可愛がり、それに甘えまくって子供(旦那・コトメ)そっちのけで友達と遊び呆けるトメ。
ウトが叱ろうとすると、父ほどの歳のウトと結婚させられた(するしかなかった？)トメが可哀想じゃないの!?と一族総出で洗脳されてた。
トメは、ウト実家のことを「実家」と言うので、私も、つい最近まで、トメの実家だと勘違いしていた。そのくらい、トメにベタ甘なウト一族。

結果、お姫様な心のままトメになってしまい、嫁(私)には可愛いものを要求(孫はフリフリが似合う女の子！そうじゃないなら要らない)
私の作った菓子、編み物を自分で作ったと吹聴etc、色々やらかすので、何度かDQN返しをしたところ、トメ、単身ウト実家に退避。
無いこと無いことウト一族に訴え、
「嫁子がトメに嫉妬して、トメ友人を遠ざけ、ウトを誘惑して家を乗っ取った。トメには人間とは思えない仕打ちをする鬼嫁だ！」
という設定で、ウト姉妹から電話で猛攻撃を食らった。

酷い仕打ちをされても、心優しいトメちゃんは、まだ嫁子を信じてる。でも、家に帰るのは恐ろしいから、ウト実家で話し合いたいってさ。
トメさんは、私に鬼嫁になって欲しかったんですね。気づけなくってすいません。
というわけで、鬼嫁になりきって、旦那と一緒に会ってきました。

トメの方を支える感じで、ウト姉妹は座った。
ウト姉「大丈夫よ、トメちゃん。私たちがいるからね」
トメ「う、うん…(ﾁﾗｯ)」
俯きながら、私の様子を伺っているトメ。
収拾つかなくなって困ってる顔だなーとは思ったけど、ここで挫けたらトメさんの望む鬼嫁になれないわ！
嫁子、吹き出したいの堪えて頑張りました！