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352 :修羅場な話 2017/09/18(月) 06:00:48 ID:HzzO+MT1Q.net
旦那の叔父の嫁さんは×1。工業高校に通っている息子がいる。いっちゃ悪いけど、叔父のスペックはかなり低い。温和なのが唯一のとりえだ。お嬢様学校を出たハイスペックな嫁さんが何で叔父と再婚したのかが疑問だった。

ある日、リンゴをお裾分けしに叔父の家を訪ねると、嫁さんが眉間にシワを寄せていた。机にあったのは結婚式の招待状。嫁さんと前夫の息子からだった。
嫁さんは前夫の息子を引き取れなかった。前夫の家は資産家だったけど、跡取り産んだら用済みという変な家だったそう。叩き出された嫁さんは、一度息子に会いたいと手紙を書いたそうだ。その返事はあまりに残酷だった。
嫁さんから見せられた手紙には子供の字で「アバズレはよタヒね」と書かれてあった。これを目にした瞬間、何で嫁さんが叔父と再婚したのかが理解できた。叔父は絶対にそんな口汚い言葉を吐かないと。

「私ちゃん、どうしたらいい?」と眉間にシワを寄せていた嫁さんに「叔母ちゃんがやりたいようにやればいいと思う」とつい口が出た。嫁さんの顔が晴れやかになった。今思えば、誰かに後押ししてほしかったのかな。
嫁さんは「結婚式欠席します。アバズレなのにはよタヒねなくてごめんね。それと、この手紙は返しますね」と書いて返送した。旦那に話したら「叔母さんは恨んで当然だ。俺だってあんな仕打ちをされたらそうする」とボソリと言った。

その後、嫁さんに前夫の息子から「婚約者の家に婿に行きます。あんな仕打ちをしてごめんなさい」と詫びの電話が入ったそう。息子は大人になってあんな手紙を書いたことを後悔したそうだ。
嫁さんは一通り話を聞くと「あなたはあなたで元気でね。実家を忘れてお嫁さんを大事にしなさいよ」と切った。切り終わった後に嫁さんは笑っていた。これで前夫の家は断絶だと。
嫁さんは「私ちゃん付き合わせてごめんなさいね。私もあの家のことを忘れるわ」と言ってステーキをおごってくれた。そして、いつもの嫁さんに戻った。
余談だけど、息子に逃げられた前夫からロミオめいた手紙が届くそう。叔父と息子は「いい紙だし裏面をメモ帳代わりに使えるから重宝するな」と喜んでいる。
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