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9 :伝説の鬼女 ~修羅場・キチママ・生活まとめ~ 2017/03/21(火) 18:55:09 ID:PMf
大学生の時に、バイト帰りに信号無視の車に撥ねられた。
そこそこ重症で2日間意識不明だったらしいが今は何の後遺症もなく元気。
問題はその意識不明だった間に見た夢がきっかけで
たぶん無意識に封印していた小さい頃のことを次々思い出したこと。

小さい頃、たぶん幼稚園かそこらだったと思う。
父じゃない男の人がよく訪ねて来て、そうすると母に遊びに出された。
そんな時はいつも母の古い腕時計を渡されて
「この長い針が(数字)の所にくるまで遊んできなさい」って言われて
その約束はちゃんと守ってたんだけど、何度かお菓子を取りにこっそり戻ったことがあった。
今思えば浮氣の真っ最中だったんだが当時は意味が分からず
こういう遊びをしたいから追い出されたんだなと思ってた。
大人なのに遊んでることが恥ずかしくて追い出されたんだと思ってて
その理論から子供なりに母のプライドを守るために誰にも話さなかった。
だけどある日、覗いてるときにモロに母と目が合ってしまって
その時の母の顔が別人みたいに怖くて、この事は絶対誰にも話すんじゃない!って
怒鳴ったその声も母とは思えない恐ろしい声色だった。
ああ、あれは母が浮氣してたんだ。あの男は浮氣相手だったんだ。
病室のベッドの上でそんなことを次々思い出した。
そして一番恐ろしかったことは、相手の男の顔をはっきり思い出してしまったんだが
5つ年下の弟とそっくりだったんだよ。
それがどういうことか、大学生にもなればさすがに・・・ね。
父はそれを知ってたのかどうか分からないけど、私が高校生の時に病タヒ。
それを思い出してからは、弟の女癖の悪さや
私の目の届くところに平気でAVビデオや雑誌を放置する無神経さが
あの男の血のせいだって、どうしても思うようになってしまって
元々良くなかった姉弟仲も更に悪化。
一度たまらなくなって母に「小さい頃のあれ、浮氣だったんだね」って言ってやった。
でも全然悪びれなくて「だから何?」って言われたわ。
「弟は父さんの子?」って聞いたら「ご想像に任せます」だって。

鳥肌が立つほど母と弟への嫌悪感に耐えられなくなって
体調が戻ってからは卒業までの間、友達のアパートでシェアさせてもらって
決まった就職先も親には教えず遠方に逃げて現在に至る。
実家には一切行っていない。父の法事には早めにひとりでお墓参りに行った。
これからも関わらずに生きていきたい。
せめてあの時、開き直らずに謝ってくれてたら違ってたかもしれない。
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