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312: おさかなくわえた名無しさん 2010/06/29(火) 10:11:45 ID:DKsBHf9f
昔から好きで、大学受験期にどうにか付き合えた優秀な彼。 
私はハンパなく無能なので、すごい天才肌なところが好きだった。 
ある時、受験直前の冬に模試の結果を見せてもらった。 
駿台模試の偏差値が国語75、英語72、世界史61だった。

秋頃のは国語76、英語45、世界史37だったので
色んな意味で驚きつつ、彼の家に勉強を教えてもらいにいった。 
既に受験本番の1~2ヶ月前なのに、英語で単語帳は3分の1
くらいしかやっておらず、参考書や問題集は市販の1冊しかやってなく、
世界史では教科書しかなく、国語にいたっては関連するものが1冊もない。 

聞けば、塾も行ってないのに勉強は1日に3時間やれば多い方だという。 
やる気のなさに衝撃を受けつつも致命的な能力差に愕然とした。 

私は春には既に単語帳を全て覚えたし、問題集も何冊もこなしたが
偏差値では60くらいが限界だった。 
これだけ頑張ったのに英語は一瞬で抜かれたし、世界史でしか敵わない。 
悲しかったが、彼の優秀さが誇らしくもあった。 

そして受験本番。 
彼に志望校はなく私に合わせてきやがったので全て一緒。 
結果、彼は全て合格し、私は滑り止めにしか受からなかった。 
悲しくも、彼を称賛した。 
私は滑り止めに通うことにした。 

すると奴は平気で全て蹴って滑り止めに通うことにしやがった。 

嬉しくもあったが、馬鹿にされてるようにしか感じられなかった。 
冷めた。 

理不尽だと思うが全てにおけるやる気や主体忄生のなさや、
致命的な能力差が嫌になった。

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