金. 11月 22nd, 2024

953 :修羅場な話 2008/06/12(木) 22:15:57
 その頃住んでたアパートは玄関前の廊下が狭くて、階段から一番遠い
部屋の俺は、帰宅時に同じ階の住人がドアあけてるにのかち合うと、
「すいませーん」とか「失礼しまーす」とか声をかけて、壁際に寄りつつ
カニ歩きして廊下を通り、部屋に戻ってた

 その日は、引っ越してきたばかりの二つ隣の部屋のOLさんが、
ちょうど帰宅のタイミングだった
手に結構な量の荷物を持って、口にハガキか何か咥えたまま玄関の鍵を
がちゃがちゃやってたんで、俺は声をかけて、カニ歩きで彼女の後を通ろうとした

俺「うしろ失礼しまーす」
彼女「んー、うもえんああーい」
俺「?」
彼女「!」

 彼女、見た目の印象がクールで、ちょっと話しかけづらくて、それまでまともに
挨拶もしたことなかったけど、口にハガキ咥えたまま喋っちゃって、「しまった!」って
慌てた顔が可愛くて、なんか話しかけても良さそうだな、なんてその時初めて思ったんだ。
などという、久々に思い出した昔話をしてみたら

嫁「でもあの時のあれはね、”うー、もえんごおーあい”って感じでしょ」だって。

ニュアンスの違いはよくわからんが、あの時のことはしっかりと覚えてたのな
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