水. 11月 27th, 2024

601 :修羅場な話 2012/10/17(水) 21:12:15 ID:bGVJIF1K
2乚スに分けて投下する

今から二十年近く前の話なんだけど
当時俺は二十歳そこそこで関西の通信機器販売会社に勤めてて訪問販売を担当していた
ある日飛び込んだボロ屋敷には80歳ぐらいのヨボヨボで殆んど話も出来ないようなお婆さんが住んでいた
年寄りの一人暮らしだとローン契約が通らないから、ここは軽く話して次に行こうと思い適当に話をしていると奥の部屋から4~50代の男が出てきた
その男、見た目は田中要次似で話し方は北の国からの田中邦衛みたいで、いきなり馴れ馴れしくてどうにも人懐っこい感じだった
で、その男は俺に「コード乚ス電話はあるんかよ~?」と、尋ねてきた
丁度その時の主力商品に300メートルまで離れても通じるコード乚ス電話機があったので俺は一転してノリノリで商品説明をした
その男も「これはそこの公園でも使えるんかのう?」「電池はどれくら持つんだろう?」等と詳しい説明を求めてきたので、逐一詳しく説明をした
(あwそういえば、若い人は知らないかも知れないけど当時は携帯電話なんて殆どの人が持ってなかったからね!)
で、結局そのローン手数料込みで総額30万円程するコード乚ス電話機を契約してもらうことになった
契約者は80歳のお婆さん、保証人はその男になってもらった
その契約書を作成する時に分かったのだが、その男名前は小林(仮名ね)で、お婆さんの世話をするために同居しているボランティアとのことだった
続きを読む