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395 :鬼女日記 2014/03/14(金) 10:57:55 ID:GHFY/bN9.net
一年くらい前のこと。
大学から帰ってバイトも無かったから一人暮らしのマンションでいつも通りくつろいでたら、夜の11時くらいにチャイムが鳴った。
誰だろと思って覗き穴から見てみると見知らぬおっさんが。
「どちら様ですか?」
「○○(苗字)です」
知らん。
「あの……どちら様でしょうか?」
「○○です。○○A子の父親です」
一瞬、だから○○A子って誰だよって思ったんだけどすぐに思い出した。
中学時代付き合ってた元カノで、別々の高校になってからは自然消滅した感じで別れた女の子の名前だった。
「あの、ご用件は?」
「少し娘のことでお聞きしたいことがあります」
こんな夜遅くになんだよ、とは思ったものの相手の態度も冷静だったし、なんかあったのかと思って、とりあえず扉越しに話すのも失礼かと思ってカギ外して扉開けたのが間違いだった。
玄関開けるなり俺の顔面に衝撃。尻もちついた。目の前がチカチカして何が起こったかわからんかった。
鼻っ面おさえて涙目で見上げると、A子の親父さんが鬼みたいに顔真っ赤にして
「テメエか娘を傷物にしやがって!!ぶっ杀殳してやる!!」(原文
なんのこっちゃと思うよりも先に親父さんが毆りかかってきてマウントみたいな態勢で何回か毆られた。
気が付くと俺は親父さんの腹に蹴り入れて部屋の奥に逃げてた。頭の中は完全に???だったけど体が勝手に動いた感じ。
どっか痛いとこに入ったらしく親父さんがお腹抱えて蹲ってて、なんでか知らんが「だ、大丈夫ですか?」とか間抜けた台詞で声掛けてたら、親父さんが背中のほうのベルトからなんか取り出した。
それが包丁だって気付いた時、俺は完全にパニックになって、狭いマンションの部屋の中でしばらくテーブル挟んでガバディみたいな動きで逃げ回ってた。
何回か喚きながら包丁突き出された覚えがあるんだけど、あれは我ながらよく避けれたなと思う。
最終的には部屋の隅に置いてあった中学時代に京都のお土産で買った木刀で親父さんの腕を何回か叩いて包丁を取り上げた後、手首抑えて呻いてる親父さんをすり抜けて玄関から出て、騒ぎを聞きつけて表に出てたお隣の旦那さんに通報してもらった。
つづく。
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