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514 :ロミオ伝説|にちゃんまとめ 2013/09/09(月) 20:09:37 ID:NJ3KZrv6
俺の親戚間では、お年玉は高校生までという協定があった。

そんなわけで大学入学後はじめての正月の親戚の集まりでは、
俺(親戚の子供組では一番上)はお年玉はもらえないしチビ連中からは請求されるしで、「切ねえww」って状態だった。
大学も忙しかったのでバイトもそんなできなかったし。

そんな時、親戚のおばさんが「はいこれ」と封筒をくれた。
表書きは「寸志」。
「お年玉はあげられないけど、普通のお小遣いならいいよね~」
とニコニコ顔でくれた封筒の中には、五千円が入っていた。
そのおばさんの家のお年玉は、高校生は一万円。
後から考えてみれば、多分本来ならもらえない年齢の俺がお年玉らしきものをもらえてズルいという
不満感を減らすための措置だったんだろう。
まあその時はそんな事考えることもなく、
普通にありがたい気持ちで五千円をいただいた。

で、その後、俺はさっきのおばさんの夫にあたるおじさんに話しかけられた。
俺がお年玉についてお礼をしたら、おじさんは変な顔をして
「金額はいくらだったか」と聞いてきた。
普通に答えると、おじさんは顔色を変えておばさんの方へ走り、
おばさんを毆った。
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