62 :修羅場な話 2013/10/25(金) 12:07:43 ID:4f1GybIv
同じ部署のある女忄生社員が普段から「私、英語ペラペラなんです」とよく言っていた。
しかし、「喋ったからといって減るもんじゃないけど、
普段はこの能力は使わないことにしてる」とも言っていた。
皆、苦笑いで「そ、そうなんだ…」と言って聞き流してたわ。
因みに、誰も彼女が英語を喋っているのを聞いたことがない。
先月、その女忄生社員が、今度アメリカに旅行に行くと言い出した。
そして彼女のそのような発言から何日か後で、俺は他部署に資料を取りに行った。
そこの部署は普段一切関わりがない部署だったんだが、
そこに自称英語ペラペラの女忄生社員が居た。
俺は「あれ?何の用なんだろう?」と思ったわ。
彼女は、俺が居ることには気づいていないようだった。
そうしたら彼女は、そこにいた男忄生社員に「すみません、ちょっとお聞きしたいんですが」と声を掛けた。
俺は何となく耳をそばだてて聞いてしまった。
「今度アメリカ行くんですけど…アメリカ人に話しかけられた時、
『私は日本人です。英語が喋れません。ごめんなさい』って言いたいんです。
今のこの言葉、英語で何て言えばいいですか?教えてくれませんか?」というようなことを言っていた。
俺は無駄に冷や汗をかいてしまった。
そして聞いてはいけないことを聞いてしまった気がしたので、
そそくさとその場から退散しようとしたんだが…
「あ!あんた、今聞いてた?」と、物凄い怒鳴り声とともに彼女は俺の方に向かって来た。
ペラペラに喋れるという設定が崩壊するのが余程嫌だったのか、
「絶対誰にも言わないでくださいよ。私、本当は英語は喋れないんです。
ペラペラに喋れるのはフランス語なんです」と言い出した。
俺は恐怖も感じたが、どちらかというと笑い出しそうではあった。
しかしどちらにせよとんでもない修羅場だったわ。
しかし、「喋ったからといって減るもんじゃないけど、
普段はこの能力は使わないことにしてる」とも言っていた。
皆、苦笑いで「そ、そうなんだ…」と言って聞き流してたわ。
因みに、誰も彼女が英語を喋っているのを聞いたことがない。
先月、その女忄生社員が、今度アメリカに旅行に行くと言い出した。
そして彼女のそのような発言から何日か後で、俺は他部署に資料を取りに行った。
そこの部署は普段一切関わりがない部署だったんだが、
そこに自称英語ペラペラの女忄生社員が居た。
俺は「あれ?何の用なんだろう?」と思ったわ。
彼女は、俺が居ることには気づいていないようだった。
そうしたら彼女は、そこにいた男忄生社員に「すみません、ちょっとお聞きしたいんですが」と声を掛けた。
俺は何となく耳をそばだてて聞いてしまった。
「今度アメリカ行くんですけど…アメリカ人に話しかけられた時、
『私は日本人です。英語が喋れません。ごめんなさい』って言いたいんです。
今のこの言葉、英語で何て言えばいいですか?教えてくれませんか?」というようなことを言っていた。
俺は無駄に冷や汗をかいてしまった。
そして聞いてはいけないことを聞いてしまった気がしたので、
そそくさとその場から退散しようとしたんだが…
「あ!あんた、今聞いてた?」と、物凄い怒鳴り声とともに彼女は俺の方に向かって来た。
ペラペラに喋れるという設定が崩壊するのが余程嫌だったのか、
「絶対誰にも言わないでくださいよ。私、本当は英語は喋れないんです。
ペラペラに喋れるのはフランス語なんです」と言い出した。
俺は恐怖も感じたが、どちらかというと笑い出しそうではあった。
しかしどちらにせよとんでもない修羅場だったわ。