金. 11月 22nd, 2024

818 :修羅場な話 2013/10/21(月) 20:00:04 ID:KN5iJiPt
幼稚園からの幼馴染みにいい所のうちの子Aがいる。かなりの俺様な男の子だったが、でも情に厚い所もあって、それを知ってる人しか仲良くしようとはしなかった(親たちの中には彼のお母さんにあしらわれ、息子に取り入ろうとしていたのはいたけど)
しかし大学入学と共に同窓会にも顔を見せなくなり、成人式で再会して以降、近くに住んでいるにもかかわらず10年は会わなかった
ところが先日、偶然に再会し、久しぶりなのに開口一番「ねぇ、何の犬を飼ってるの?」と尋ねてしまった
それは仲間内で幼稚園以来の疑問で
「Aの家には犬がたくさんいる」
という話は知ってるが、種類が分からずみんな勝手に高そうな犬種を言い合っていた(聞けよと言われそうだが、何か聞くのは失礼かなと思っていた)
それがずっと頭に残っていて、Aに再会し「久しぶり!元気だった?」より先にその質問をしてしまった
「うわ!何バカなこと言ったんだろう!」と顔が熱くなったが、Aは嬉しそうに「今飼ってるのは・・」と教えてくれた
そして「変わらないな、お前。変なやつ」と言いながらぼろぼろ泣き出した。「本当に変なやつ」
二度も変とは言われたくなかったが、Aが嬉しそうなので、簡単に知ってる幼馴染みの近況を教えると、いちいち反応しながら何度もうなずいていた
「みんなに会いたいよ。でも、会えないな」
「会えるよ。定期的にご飯食べたりしてるもん。今度連絡するから行こうよ」
そう言うと「いつでも連絡くれよ」そう答え、彼は迎えに来た車に乗って行った
後で聞くと、Aは若いながらかなりの重役で、付き合う相手も気を使い、遊ぶにしても自由がなかったという
気を抜くと周りには家名に群がる人々ばかりで、いつも気を張っていたらしい
だから久しぶりに幼馴染みに会い、変わらない姿に抱えていたものが全部なくなった気がしたそうだ
これは職場に偶然来たAのお母さんの話してくれたこと
そして最後にお母さんから笑ってない目で微笑みながら
「ねえ、(私)ちゃんまだ独身?うちの子どう?(私)ちゃんなら安心なんだけど」に驚いた
あれから何回か職場に来て、何度も言われるんだけど・・
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