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858: おさかなくわえた名無しさん 2014/01/14(火) 21:31:27.68 ID:SSsz4Y00

年末に爺ちゃんがなくなって、親族一同が久しぶりに集まった。
じいちゃんも寝たきりが長かったんで、葬式とはいえあんまり悲壮な感じは無くてみんな気さくに話す感じだった。

式の準備中に、俺の叔父さんに、誰かが、「○○、お前仕事はいつまで休みなんだ?」って聞いたら、叔父さんはなんと「ああ、俺、仕事やめてきたから!」とドヤ顔で言った。

はあ?とみんな初耳だったらしく事情を聞くと、どうやら叔父さんが会社に「父親が亡くなったので3日間ほどお休みをいただきます」と申請した時、上司が渋い顔をして、「この忙しい時に3日も休ませる事は出来ない。やれるのは1日だけ。あと式が終わったら手が開くだろうから、少しでも出社してくれないか」と言われたらしい。

叔父はその上司の言葉にブチ切れて、「親をきちんと見取ることもさせない冷酷非道な会社になんてこれ以上勤めてられるか!この会社の人間はみんなろくでなしの下種野郎だ!」と上司と言い合いになって、結局叔父さんが辞表を叩きつけて帰ってきたらしい。

みんな呆然として聞いていたけど、俺は話の流れから「何て親思いの息子だ、大丈夫、仕事なんて何とかなるさ」という流れになるんじゃないかなーと思って聞いてたんだけど、おじさんの姉さん達がひどかった。

「はあ!?会社辞めた!?あんたこれからどうするのよ!母さんや私たちに頼るんじゃないわよ!」
「その年で再就職なんて出来ると思ってるの??上司に土下座して許してもらって、その会社に戻してもらいなさい」
「あんた葬式の間もぼけっとしてるだけじゃない。そもそも3日も休みいらないでしょ!馬鹿なんじゃないの??」
と、罵詈雑言の嵐だった。

四十近くのおっさんがみんなの前でめちゃくちゃに怒られてるのみると、心が痛んだ。
女の人は現実的だなー……と思った。

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