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506 :伝説の鬼女 ~修羅場・キチママ・生活まとめ~ 2018/02/17(土) 18:38:59 ID:8Iw3HwEZ.net
時期は今から10年以上前とだけ。

ちょっと歌に自信があった私は、何曲か歌ったのを録音して有名どころの事務所に送ろうと思って、選曲に試行錯誤してた。
で、楽器どころか楽譜もよめないのに「作詞作曲とか出来たら箔がつく」と思いついて、鼻歌でメロディー録音して、適当に、でも一応一生懸命歌詞を書いて、アカペラで歌い直してそれっぽくなったのを一曲入れて送った。

後日、有名どころの事務所から連絡があって、「特にオリジナルの曲がすごく良かった」と言ってもらえた。
「デビューとか考えてるなら、一度契約の事や、デビュー時期などのお話しを詳しくしませんか?」となり、もう、デビューする気満々で片田舎から事務所へ。
事務所につくと、なんだか重苦しいというか気まずそうな雰囲気。
「あ、もしかして先走りすぎた?」とか「お呼びでない感じかな?」とかいろいろ不安になってたら、
「うちの○○というアーティスト(日本人なら多分知ってる)があなたの曲をかなり気に入ってまして。歌いたいと言ってます。ただし、本人が作詞作曲したという形で」と言われて、え?は?ってなってしまった。
そのアーティストと同じペンネームを名乗った作詞作曲家として曲を提供してほしいと。
要はゴーストライター。
かなりゴネたけれど、契約金に負けて条件を飲んでしまったこと、未だにその一曲の印税が月数十万程度は入ってくること。
長らく忘れていたし、今はただの会社員だけど、新卒の新入社員の子がそのアーティストのファンで、しかも私のかいた曲がとくに好きらしい。

もう絶対に言えない。
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