日. 11月 24th, 2024

476 :修羅場な話 2012/07/16(月) 10:45:45 ID:826YAiDt0
519 おさかなくわえた名無しさん [sage] 2012/07/14(土) 00:58:44.71 ID:JRS8dF6E Be:
夕飯買いに近所のスーパーへ行った
特に献立も考えず精肉売り場前でぼうっと肉眺めてたらベテランっぽいおっちゃん店員が値引きシールを端から貼ってた
手際よくシールを貼っていき一通り貼り終えると奥に引っ込んでいった
私は特売の豚ミンチにするか鶏ムネ肉にするか悩んで双方を見比べて献立を考えていると奥から20代後半と思わしきチャラそうな兄ちゃんがでてきた
チャラ男は端から順に商品を並びなおしたり在庫チェックをしていた。見た目はチャラいが黙々と作業をこなすチャラ男。私はまだ豚と鶏の間で悩んでいた

すると牛肉前でチェックしていたチャラ男が「なっ!?」と驚きの声を上げた
チャラ男の方を見てみるとステーキを手に取り驚いている
そして「これ・・・っ、出血大サービスってレベルじゃねぇ・・・・・」とつぶやいた。目玉商品でもなかった為か、余っていて売るためにかなり値引いたらしい
チャラ男が商品の値段をチェックしていってると奥からベテランのおっちゃん登場

チャラ男「ちょっ・・・・・ベテ男さん!これいいんスか?!」
ステーキ(の価格)を見せるチャラ男
ベテ男「あぁ、オイ、いいか。こいつらはな、食われるために育てられそして、捌かれこうして並んでる。
   客に買ってもらって食ってもらわなきゃ意味ねぇんだよ。値段なんて関係ねぇ」
チャラ男「そ、そうっスけど・・・・・これ出血大サービスって・・・・」
ベテ男「いいんだよ」

そう言われたチャラ男は奥へ引っ込んでいった。
ベテ男はまた端から値引きシールを貼っていた。鶏ムネかモモで悩む私の前でシールを貼っていき、そしてまた奥へと戻った
しばらくしてチャラ男が奥から出てきて中途半端だった鶏側から整理とチェックをしていく
だけどやっぱり気になったのだろう、牛肉のほうへと行くと「ぬぁッ!!?」とまたしても驚きの声を上げそのまま
「ちょっ、ベテ男さん!!ベテ男さぁぁあぁん!!!」とベテ男を呼びながら奥へと消えていった
牛肉の方を覗いて見ると牛すじがグラム数関係なく全部120円だった

夕飯はステーキと牛すじ煮込みカレーにした。おいしかった
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