土. 11月 23rd, 2024
374: 名無しさん@HOME 2008/07/11(金) 21:43:43 0

両親が小学生の頃に離婚 

原因は父親の不倫と相手の女が妊娠して
出産したのが男の子だったから(うちは女姉妹のみ) 

離婚した時中途半端に知識があった私と妹は
「離婚したら貧乏になるの?」
「学校にいけなくなる?」
と母親に泣きながら聞いたら 

母親は笑いながら
「ちゃんと慰謝料ももらったし毎月お父さんがお金送ってくれるから大丈夫。
あんたたちは安心して毎日学校にいきなさい」と言ってくれた 

年に何度か父親に会う面会日もあったけど、
父は仕事が忙しく海外にいっており、
滅多にあうことはできなかったが
毎回私と妹にプレゼントを贈ってきてくれていた 

たまに会った時はなんだか緊張して
あんまり話はできなかったけれど、
凄く優しい父だった 

…と思っていたが、私が大学を卒業した頃に父が倒れ、
体に麻痺が残ってしまい相手の女からは見捨てられ
(何と籍はいれてなかったらしい…)
病院から突然連絡があり仕方なく父を引き受け
介護し続けた母は二年後に父と同じ病気で倒れそのままタヒ亡 

その葬式の席で父は泣きながら私と妹に教えてくれた 
実は自分は借金までしていて、慰謝料どころか
養育費も一円も送ったことはなかったこと 

面会日も滅多にいかなかったのは借金取りに追われていて、
それを返済し終えてやっと会う余裕ができたが
その間プレゼントなんて一度も送っていなかった 

ただ、母親が「貴方が送ったことにしてあるから話をあわせてくれ」と父に頼み父は一日だけ「良い父親」を演じていたこと…など 

悪かった、後悔している、そう泣きながら詫びる父親が
たまにチラッとこっちを試すような目でみていて
多分こうやって告白して後悔してる自分を見せることで、
これからの介護を娘に頼もうとしてるんだろうな、と判った 

知らなきゃよかったよ…
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